[終了] INFOSTA会員限定 新春セミナー 人生を左右する「決断」を支援する情報検索・人工知能システム

　情報検索システムを設計する際に、「インタラクションによる情報要求の明確化」を考慮に入れる必要があることは広く知られているが、ビジネスの現場でユーザーの情報要求の明確化をどう支援すべきかについては、まだ確立された方法論が存在しない。不動産・保険・医療・介護・職探し・進路選択など、今後の人生を大きく左右する可能性の高い商品情報を提供するビジネスであればなおさらである。本講演では、所属企業において取り組んできた研究開発事例の中から、不動産物件探しおよび介護施設探しを行っているユーザーの行動データ分析事例を取り上げ、「人生の大きな決断」を支援する情報検索システムのあり方と今後の展望についてお伝えしたい。

清田陽司氏（LIFULL Lab 主席研究員）

2004年京都大学大学院情報学研究科博士課程修了。専門分野は自然言語処理応用、情報検索、情報推薦など。2004年から2012年まで東京大学情報基盤センター 助手・助教・特任講師。2007年に東京大学発ベンチャー（株）リッテルの創業に関わり、図書館情報ナビゲーションシステムやHadoopベースのビッグデータ処理技術のビジネス展開などに取り組んだ。国立国会図書館リサーチ・ナビの開発にも関わる。2011年より（株）LIFULL（旧社名（株）ネクスト） にて、不動産情報推薦システムの研究開発に従事し、最近は画像解析やクラウドソーシングを活用したイノベーション創出にも取り組んでいる。人工知能学会編集委員、情報処理学会データベースシステム研究会幹事、JST「情報管理」誌編集委員などを担当。博士（情報学）。

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