OUG ライフサイエンス分科会 過去の活動 2004年度

第224回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2005年3月17日(木) 14:00~16:30
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: Thomson Pharmaパンフレット
参加人数: 10名

内 容:
1.Thomson Pharma

トムソンコーポレーション(株) Laura Thomson氏、植木 謙氏

Thomson Pharma はバイオ・製薬業界を対象として開発されたシステムです。単一のプラットフォームで、Thomson社の医薬品情報(IDdb、MICROMEDIXなど)や学術文献(Web of Knowledge、DDFなど)、特許(Delphionなど)、法律などの各種DBをシームレスに検索し、検索結果を7種類のレポート形式に組み換えて表示します。 Current Drugs社のIDdbをベースに開発されていますが、トップページを独自にカスタマイズしたり、検索結果を共有化したりする柔軟な機能も付加されています。コンサルタント会社によるユーザーのアンケート調査を踏まえて、本システムを開発したとのことです。各種DBのレコードのXML化とインデックス用語の比較(メタシソーラスと思います)により、単一のプラットフォームで複数のDBを同時に検索し、リポート形式に変更して表示するシステムを実現しています。検索結果をDBごとに表示するのではなく、ユーザーのニーズを踏まえてレポート形式に組み換えて表示する方法は判りやすいと思いました。
4月1日にリリースし、四半期ごとに新機能を付加していくとのことでした。Expert検索やコマンド検索機能もこれから検討していくようです。出来る限りユーザーのニーズを反映させたい意向です。

7種類のレポートは以下のようになります。
Drugs
Intellectual Property
Literature & News
Companies
Targets (未完)
Chemistry
Sequences
①Drugs
8種類のDBの検索結果を項目に分けて表示します。IDdbのデータが中心になりますが、FDAやUS Rx Profiles、Drugdex等からのデータが付加されています。
検索画面には、Guided SearchとForm Searchの2種類が用意されています。

②Literature & News
7種類のDB (Medline、Biosis、Current Contents、Derwent Drug File等)を検索し、文献単位で表示します。文献ごとに著者抄録とDDFの拡張抄録を表示するとのことです。フルテキストへのリンクは用意されていないようです。(説明会の時点では未完成でデモを見ることができませんでした)。学会情報やニュースも表示します。
インデックスの整備により、商品名でもMEDLINEを検索できるそうです。
詳細については、トムソンサイエンティフィックの 製品紹介サイトを参照してください。

2.主査交代
主査の佐藤京子さんが多忙のため、4月からファイザー(株)の石井恵子さんに交代することになりました。


第223回 ライフサイエンス分科会
記入者: 石井 恵子
開催日時: 2005年2月17日(木) 14:00~16:30
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 参加者が持参したリンク集
参加人数: 8名

内 容:
1.業務に役立つサイト研究
インターネットで得られる情報は業務に欠くことができない存在になっています。国内外を問わず、 日頃業務で参照しているサイトについて、提供されているデータや検索方法等を簡単に紹介した。 紹介した主なサイトは下記の通り。
インターネット医薬品情報室(IPI)P.1

http://www.katch.ne.jp/~atsuro/P1/index.html
インターネット医薬品情報室(IPI)P.2
http://www.katch.ne.jp/~atsuro/P2/index.html
東邦大学医学メディアセンター 診療ガイドラインのページ
http://www.mnc.toho-u.ac.jp/mmc/guideline/index.htm
Minds
http://minds.jcqhc.or.jp/to/index.aspx
食品成分データベース
http://food.tokyo.jst.go.jp/
食品添加物を調べてみよう
http://www.fcg-r.co.jp/additive/customer.html
Free Medical Journals
http://freemedicaljournals.com/
Jabion
http://www.bioportal.jp/index.html
東京慈恵会医科大学医学情報センター
http://www.jikei.ac.jp/micer/bunken.htm
国立がんセンター
http://www.ncc.go.jp/jp/statistics/2003/index.html
PDR.net
http://www.pdr.net
MIMS Drug Search
http://www.atmedica.com.my/
日本RAD-AR協議会
http://www.rad-ar.or.jp/
社団法人政府資料等普及調査会
http://www.gioss.or.jp/
日本医薬品一般名称データベース
http://moldb.nihs.go.jp/jan/Default.htm
JEDO医歯薬英語辞書
http://jedo.jp/home.htm

2.JOISのJCHEMファイルで利用できるようになったExpand Left機能の紹介
JOISのJCHEMファイルでExpand Leftが利用できなかったが、最近利用できるようになった事が わかった。化学物質を網羅的に検索する場合、塩が切り出されて無い場合があるが、 そういう場合にExpand leftを使うことが有効である。


第222回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2005年1月20日(木) 14:00~16:30
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料:「医中誌における研究デザイン用語付与の実際」 「医学用語シソーラスとUMLSについて」等
参加人数: 14名

内 容:
医中誌において研究デザイン用語を付与する際の判断基準や運用方法について 医学中央雑誌刊行会の佐久間さんに紹介していただいた。また、2007年にリリース予定の 「医学用語シソーラス」第6版の作成方針、NLMのUMLSの概略と日本語医学用語の登録、 日本語PubMedについて浜田さんに紹介していただいた。

1.医中誌における研究デザイン用語付与の実際
佐久間 せつ子氏
①研究デザイン用語
医学用語シソーラスにも研究デザインの用語があり、ディスクリプタとして付与していたが、 エビデンスレベルに応じた文献を的確に簡単に検索することを目的として研究デザインのタグを 2003年から導入した。メタアナリシス(MA)、ランダム化比較試験(RCT)、比較臨床試験(CCT)、 比較研究(CS)の4種類。それぞれの用語の定義はJHES(日本ハンドサーチ・エレクトロニックサーチ 研究会)に準じている。
②RCTとCCTの付与ルール
RCTもCCTも広義のランダム化比較試験であるが、無作為化の方法により区別している。 論文中で「ランダム割付で行った」あるいは「ランダム化」類する表現で記述されている場合は、 RCTとし、ランダム割付をコイン投げ、くじ引き、カルテ番号などの「準ランダム化 (quasi- randomized)」の方法で行った場合は、CCTと分類している。このため、キーワードのRCTとCCTの 関係とタグのRCTとCCTの関係が異なることになった。対象は原著論文のみで、会議録には付与して いない(タイトルから研究デザインがわかる場合は、キーワードとして研究デザインを付与している)。
③タグ付与年度とメンテナンス
2003年からインデクサーが付与している。1999年~2002年分は、JHESの結果や医中誌Webの検索、 PubMedのPublication Typeによる検索を参考にし、原報を確認して追加付与した。  インデクシング後の点検の徹底とインデクサー教育、更新前のデータチェックにより、 正確性を確保している。
④タグ「診療ガイドライン」の新設
医療や公衆衛生上の判断を支援する目的で、日本において主に学会などにより作成された ガイドラインに付与し、個人や施設単位で作成したものには付与しない。「解説」文献が対象。 東邦大学医学メディアセンターの「診療ガイドライン」や医中誌Webの検索を参考に原報を確認して、 1999年分まで追加付与している。2005年3月からサービス開始。
説明資料 ⇒ 研究デザイン用語付与

2.医学用語シソーラスとUMLSについて
浜田 雅美氏
①医学用語シソーラス
2003年1月にリリースした第5版では、MeSH2001に対応させるとともに、薬効別カテゴリーの 導入、生薬・漢方薬の収載、看護・介護用語の充実により国内医学に適合させた。  2007年1月にリリース予定の第6版では、MeSH2005年版への対応、UMLS2005年版への対応付け、 シソーラス参照機能の充実、副標目やチェエクタグの見直しを計画している。2002年~2005年のMeSHで 植物名が増加したが、第6版で対応するかは未定である。要望がある場合は、今年中に提案してほしい。
②UMLS (Unified Medical Language System)
米国国立医学図書館が開発中の医学用語を統一するシステムで、各種の医学関連情報源を一元的に 検索し、統合化することを目的にしています。Metathesaurus、Semantic Network、Lexical resourcesの 3種類のシステムで構成されています。主要な情報源には、MeSH、SNOMED-CT、MedDRA、ICD-10があります。 これらの医学用語について概念を検討し、関連付けを行い、意味論ネットワークを作成しています。
③UMLSと医学用語シソーラスとの関係付け
厚生労働科学研究「UMLSと連携した日本語医学用語シソーラスの作成に関する研究班 (班長:脊山洋右)」にて、UMLSに日本語の医学用語を収録してもらうために、第5版シソーラスと UMLSのMeSH2002年部分との対応を図った。  この成果を元に日本語でPubMedの検索が可能なシステムを開発した。このシステムでは、 日本語の医学用語を入力すると対応するMeSH用語(日本語)がリストアップされ、選択した用語で PubMedを検索してくれます(UMLSと連携した日本語医学用語シソーラスの作成研究班:  http://aqua.h.u-tokyo.ac.jp/jumls/)。 氏名とメールアドレスを登録すると無料で利用できます。「共出現検索」では、入力した用語と 一緒に使用されることが多い用語をリストアップします。
説明資料 ⇒ 医学用語シソーラスとUMLS


第221回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2004年12月20日(木) 14:00~16:30
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: SKOLARMD、InfoPOEMs、DynaMedのパンフレット等
参加人数: 10名

内 容:ユサコ(株)のEBM関連DBの紹介
ユサコ(株)さんが提供するEBM関連のサービスについて紹介していただいた。

1.SKOLAR MD
平野 覚氏
スタンフォード大学医学部が監修する「総合臨床医学情報サービス」で、臨床現場で医師を サポートするKnowledge system としてや研修医のための学習ツールとして開発されています。 独自のEBM情報源であるClin-eguideをはじめ、EBM情報や医薬品情報、Ovid Medline、電子教科書等の 情報源で構成されています。これらの情報源を同時に検索し、タイトルにキーワードを含むような 重要な結果を表示する「Quick Hits」機能により、短時間で目的の情報にアクセスできるように なっています。より詳しい調査は後から可能です。New York TimesやFDAの情報も掲載され、 医療情報ポータルとしても利用できます。代表的な情報源は以下のようになります。
①EBM情報
Clin-eguide、Cochrane Database of Systematic Reviews(CDSR)、NCG、PDQ等
Clin-eguideは、スタンフォード大学の医師がCochraneやMedlineを基に作成しているEBM情報源です。 疾患の概要、診断法、治療法について箇条書きで表示し、関連する項目や一覧表へのリンクもあります。 また、各項目にはエビデンスレベルが付与されています。 12ヶ月に1回は内容をチェックしているとのことです。
②医薬品情報
A to Z Drug Facts、Drug Facts and Comparisons、FDA MedWatch Alerts等
③電子教科書
Harrison’s Principles of Internal MedicineやOxford Textbook of Medicine等
④患者教育
American Academy of Family PhysiciansやCDC、FDA、NIHの患者情報
説明資料 ⇒ SKOLARMD

2.InfoPOEMsとInfoRetriever
丸岡 由子氏
InfoPOEMsは、InfoPOEM社のMedical Teamが毎月100誌以上の雑誌を査読し、 「Relevance (臨床的意義)」と「Validity (妥当性)」に関してPOEMs (Patient Oriented Evidence that Matters:患者志向の重要なエビデンス)の基準にあった論文を採択し、第三者抄録を作成した ものです。採択基準としては、①臨床医が直面する問題であること、②治療方針の変更が示唆される こと、③症状、罹患率、QOL、死亡など治療成績に関するものであること、④Evidence-Based Medicine, Oxfordの「有効性の基準」にあっていること、が挙げられます。本データを毎日e-mail配信する サービスがDailyPOEMsです。また、データはInfoPOEMs Datebaseに蓄積され、InfoRetriever(後述)から 検索することができます。査読されている雑誌の一覧は配布資料を参照してください。 カバーする雑誌については、癌領域のように主要な臨床雑誌(J.Clin.Oncol.やCancer等)が対象に なっていない領域もあるので、要望により見直していくとのことです。
InfoRetrieverはEBMの実践に役立つ7つのデータベースからなる臨床支援ツールです。 Griffith’s Five-Minute Clinical ConsultやCDSR、Practice Guidelines、InfoPOEMsの他、 疾病発病の危険率や予後を計算するDB (Clinical Rules and Calculators)や診断結果について 検査値から判断するDB (Diagnostic Test Calculators)、病歴や症状から診療指針を決定する DB (History and Physical Calculator)のようなユニークなDBも含まれています。 年3回更新されます。

説明資料 ⇒ InfoPOEMs

3.DynaMed
加賀美 裕介氏
1,800件以上の疾患やヘルスケアのトピックについて、原因・危険因子や病態、診断、予後、 治療法等を項目立て解説しています。参考文献については、PubMedへのリンクもあります。 各レコードは、400誌以上の雑誌やACP Journal Club、Cochrane Libraryのデータを網羅的かつ システマティックにレビューすることにより作成されています。毎日更新されます。

説明資料 ⇒ DynaMed


第220回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2004年11月18日(木) 14:00~16:30
開催場所: (財)日本医薬情報センター 会議室
配布資料: 医薬品情報データベースiyakuSearchの開発、リーフレット等
参加人数: 7名

内 容:JAPIC訪問
(財)日本医薬情報センター(JAPIC)を訪問し、10月1日からサービスを開始したiyakuSearchを 紹介していただき、図書室やオフィスの見学もさせていただきました。

1.iyakuSearchの紹介
iyakuSearch(http://database.japic.or.jp/)は、JAPICが作成している医薬文献情報や学会情報、添付文書情報、規制措置情報を インターネットで提供するシステムです。エンドユーザーを対象とした簡単な検索画面が用意されて います。規制措置情報を除いて、無料で検索と結果表示が可能です。さらに、JAPIC会員であれば無料 で、会員以外でも年会費1万円で医薬文献や学会演題の詳細情報も表示できます。

1) 医薬文献情報、学会演題情報
①収録データ
医薬文献情報(JAPICDOCに相当)と学会演題情報(SOCIEに相当)について、1996年以降のデータを 収録しています。1995年以前のデータについては順次遡及していくとのことです。データは月1回 更新され、データ収録までのタイムラグは発行から1~2ヶ月とのことです。
②検索システム
検索画面に入力した用語について、全データ項目を対象に中間一致検索を行います。 エキスパート検索画面で、医薬品名や疾病名、副作用名、キーワード等を選択して、検索に 利用することが可能です。一方で、項目を指定した検索や医薬品名と副作用名をリンク させた検索は出来ないようです。また、絞込検索も可能なのですが、学会演題情報に該当 する項目がない場合は0件になってしまいます。
<検索の注意点>
ブール演算: *(AND)、+(OR)、#(NOT)を利用する
英語について大文字、小文字を区別しない
半角・全角を区別しない
③結果の表示
最初にタイトル、著者名・所属、雑誌名を10~100件ずつ表示(ここまで無料)。 選択した結果について、抄録までまとめて表示させることができます。 一方、キーワードや副作用等を含めた全項目表示は1件ずつしかできません。 また、検索結果をダウンロードできません。
④その他
e-InfoStreamやJOISでの検索との大きな相違点は、項目を限定した検索が 出来ないことです。また先に述べたように薬剤名と副作用名をリンクさせた検索も できないようで、要望があれば検討するとのことでした。
2) 添付文書情報
添付文書情報(NewPINSに相当)を検索し、無料でPDF表示できます。現時点で 12,000件の添付文書を収録しています。医薬品名(カタカナ)と会社名で検索します。

3) 規制措置情報
国内外の規制当局のHP 80サイトから情報を収集しているJAPIC Daily Mail (JDM)を 検索できます(JDM利用者限定のサービス)。2004年6月以降のデータを収録しています。 海外からの情報について日本語の概要や掲載サイトも表示されます。

2.JAPIC見学
JAPICの図書室とデータを作成しているオフィスを案内していただきました。 図書室では各国の医薬品集、薬局方のコレクションを説明していただきました。 また、JAPICの各種DBの作成現場も見学させていただきました。


第219回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2004年10月28日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 参加各位の検索結果
参加人数: 13名

内 容:検索演習
問1. 脂質低下薬(血糖降下薬ではなく)のTG低下作用をKKAyマウスで評価している文献。できれば2002年以前のもの。
出題者も含めて適切な文献をヒットさせることができなかった課題でした。 実験に使用するマウスのstrainはタイトルや抄録に記載されることが少なく、 一般的な書誌DBではやはり限界があるようです。出題者は、MEDLINEとEMBASEで 脂質低下薬とTG、KKAyで検索しても適切文献がヒットしなかったので、KKAyの 替わりに純系マウスのディスクリプタを使用し、原著を取り寄せて確認したとのことです。 それでもずばりの文献ではなく、依頼者に説明して納得してもらったようです。 JMEDPlusや医央誌、JAPICDOCも難しいようです。
HighWireやCrossRef Search、Googleで全文検索を行った方もいましたが、KKAyマウスが 1980年には使用されていたためか、これといった文献がヒットしていませんでした。
問2. 70歳以上の高齢者で130/85まで血圧をコントロールした文献。
高齢者の血圧ガイドラインの数値や年齢をカバーするように検索するのがポイントです。 血圧については、降圧や目標、指摘、最適等も含める必要があります。130/85で検索する場合、 DBごとに検索式に制限があるので注意が必要です。MEDLINEやJMEDPlusでは65歳以上が 高齢者とされていますので、70歳以上に限定するには数字で検索することになります。
問3. スポーツ選手のコレステロール値は低いか。
スポーツ選手の検索が難しい課題でした。スポーツで検索するとスポーツ医学の他に運動療法もヒットし、 ノイズの多い検索結果になってしまいます。アスリート、運動選手、ランナー等で検索している出席者もいました。 「コレステロール値は低いか」については、「低」や「減」と組み合わせている方やコレステロール濃度に 標準値や参考値を組み合わせている方、単純にコレステロール濃度のみで検索する方がいました。 スポーツ選手のコレステロール値は競技内容によっても異なり、HDLやLDL値でも異なるようで単純ではないようです。
DataStarのSPORTDiscus (カナダSports Information Research Centerが作成するスポーツ、フィットネス、 レクレーションのすべての側面を対象とするDB)での検索例の紹介もありました。


第218回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2004年9月16日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 「雑誌論文における主題検索」
参加人数: 12名

内 容:
1.雑誌論文における主題検索 - 特に日本語データベースにおける 問題点について
(財)国際医学情報センター 竹内 貴広氏

(財)国際医学情報センター 情報調査開発部 開発課の竹内さんから日本語の医学文献DBの 検索上の問題点について、JMEDPlusや医中誌Webで経験された事例を中心に紹介していただいた。
医学文献DBを検索する上で一般的な問題として、1論文あたりの情報量の限界や言語表記の多様性 (呼称、文字種、外来語表記)による検索漏れが挙げられる。さらに、検索システムの制限や 索引ミスにより以下のような問題も生じている。
①JMEDPlusの切り出し処理による問題
1) JIS第2水準漢字のひらがな表記と「は」、「や」、「か」の後で切り出されないことによる問題
「すい管閉塞やすい炎の合併症で・・・」 ⇒ 「すい炎」で切り出されない
「副作用はおう気やおう吐」 ⇒ 「おう気」、「おう吐」で切り出されない
2) 「+」で切り出されないことによる問題
「RPZ+MINO+ファロペネム」 ⇒ 「RPZプラスMINOプラスファロペネム」と切り出されるため、 「MINO and ファロペネム」でヒットしない。
3) 多数ある不要語の問題
「軽度」、「後方」、「新種」、「対照」、「中止」、「動態」、「不良」など汎用される用語が不要語になっている。
腸管外合併症 ⇒ 「外」が不要語になる
産後、出産後、娩出後 ⇒ 「後」が不要語になる
不要語であっても辞書に登録されている場合は検索される。
「プラセボ対照」はヒットするが、「偽薬対照」は「偽薬」でのみヒット
不要語であっても切り出し処理によりヒットする場合もある。
「娩出後出血」の場合、「娩出」、「後出血」で切り出され、合成処理により「娩出後出血」も収録される

② 医中誌Webの文字列検索による問題
医中誌Webの場合、文字列検索のため不要な用語も拾ってくるという問題がある。
Hodgkinリンパ腫で検索した場合、非Hodgkinリンパ腫もヒットする

③ 無作為化比較試験の索引の問題
JMEDPlusにおいて記事区分の「無作為化比較試験」を使用して検索すると無作為化比較試験を 実施していない論文が多数ヒットする。
配布資料 ⇒ JPNDB

2.DIA参加報告
(財)国際医学情報センター 江原 有樹子氏

6月13-17日にWashington DCで開催された第40回DIA (Drug Information Association) Annual Meetingについて (財)国際医学情報センター 情報調査開発部 翻訳課 江原さんから参加報告があった。
今回のDIAには8,000人程度が参加し、日本からは90人程度の参加であった。Plenary SessionではDr.Caplanが Bioethicsについて講演した。Medical/Scientific Writingでは、ghostwritingに関するsessionがあり、 GhostwritingとGhostauthorについて議論があった。
DIAについては、ホームページに プログラムが ありますので参照してください。


第217回 ライフサイエンス分科会
記入者: 固武 龍雄
開催日時: 2004年7月15日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: インパクト・ファクターに関する資料(固武作成)、SLAに関する資料(佐藤氏作成)
参加人数: 11名

内 容:
1.インパクト・ファクターを考える
固武 龍雄
まず始めに固武より以下のような全般的な説明を行った。
インパクト・ファクター(IF)がガーフィールド氏によって考案されたのは雑誌を評価する際に、 専門家による判断や単なる被引用回数だけでない、より優れた指標が求められたからである。 被引用回数だけでは出版論文数の多い大規模雑誌が上位を占めてしまうので、出版論文数で割っている。
しかしながらこのIFにもいろいろと問題点を含んでいる。分野による引用行動の差異、レビユー誌の有利、 実験法の被引用が多いなどのほかに、人間の引用行動によって生ずる種々の問題点がある。また過去2年間と せずに15年間とすると、IF値のかなりの変動が生ずる。図書館での雑誌の選定で、IFをあまり鵜呑みにしてはいけない。
IFを研究者個人の評価やある組織の評価に用いるべきではないと言われている。
日本語の論文はISI社であまり相手にしてくれないので、国立情報学研究所がまだ小範囲であるが、 日本のCitation Indexに相当するCiNii (サイニイ)を作りだしている。
ついで出席者の意見交換を求めたが、あまり活発な意見がなかった。どうも平常、 仕事の場でIFを考えるような仕事をしていない人達が大部分だった故らしい。 終了後の帰り道で滔滔と論じだす人がいて、これを時間中にやってくれたらよかったのにと思った。

2.SLA参加報告

ファイザー(株) 佐藤 京子氏

6月5-10日にNashvilleで開催されたSLA (Special Libraries Association)のAnnual Meetingについて 佐藤さんから参加報告があった(詳細は略)。SLAについては、HP(http://www.sla.org/)を参照してください。


第216回 ライフサイエンス分科会
記入者: 固武 龍雄、戸上 康弘
開催日時: 2004年6月17日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 参加各位の検索結果
参加人数: 11名

内 容:検索演習
問1. 血糖降下剤投与中の内因性インスリン分泌の変動について述べている文献。ヒトの場合。
内因性物質というと、Derwent Drug File(DDF)のセミナーでロールとしてFTを使えといわれたことをまず思い出す。 体外から与えた物質と区別できるということである。このFTの効果をかなり期待していたのだが、件数がぐっと減るという ことはなく、半数以上にFTがついており、若干期待はずれであった。
EMBASEにもECという内因性物質とのリンク語(MEDLINEにならってサブヘディングといってもよいだろう)があるが、 このECを使うと1991年以降の文献になってしまう。
MEDLINEにはこの内因性物質を他と区別するサブヘディングはないが、SE(分泌)を使用することはできる。 または血液・体液中の濃度測定としてBLや生合成のBI、代謝のMEなどの使用も考えられる。
EMBASEにはInsulin releaseというディスクリプターがあるが、DDFではSecretionとReleaseがあり、検討の余地がある。
変動については日本語の医中誌WebやJMEDで変動、変化、増加などを使う事も考えられるが、 このような語で絞るとかなりの漏れがあることを覚悟しなければならない。ただ数値のみを記載したもの、 変化は無かったというもの、回復、促進、促すなどいろいろ考えられる。
その他、ヒトに限定する場合、JMEDファイルでヒト/CTを用いると、ヒトであるのにもれる場合がある。 JOISニュースにはディスクリプタばかりでやると、未索引レコードがもれるとの記載がある(JOISニュース  No.144, p14)。これはどんなディスクリプタでもおきることである。ディスクリプタだけで論じても、 ヒト/CTが付与されていないが、男性、女性、子供、老人などのディスクリプタが付与されているヒト関連の文献 があることに注意した方がよい。
問2. 生物農薬の環境に及ぼす影響、特に悪影響について論じている文献。
JSTシソーラスのディスクリプタに「生物農薬」があるからこれを使うのは当然だが、この他にも「生物的防除」も 使った方がよいだろう。また「天敵」も加えたほうがよい。
環境関係では、環境で始まるディスクリプタは「環境」の他に環境汚染、環境管理、 環境インパクト、等多数あるので、「環境」だけで検索せずに、「環境?」と前方一致 にするか、個々の語をORでつなげるかした方が良い。その他、「生態系」も使用した方 が良いだろう。検索結果の中には環境への影響ではなく、天敵への影響を述べたノイズも出てきている。
BIOSISでは生物農薬として、Biological(W)PesticideとBiological(W)Control(W)Agent#を用いた人や、 Biological(W)(Pesticide# OR Insecticide# OR Herbicide#)を用いた人などがあった。
環境関連ではEnvironmental(W)Risk, Environmental(1W)(Assessment OR Effect#)、 Environmental(W)Science、Concept Codeの075/CCや22506/CCが用いられていた。一般的に言って、 BIOSISファイルではConcept Codeの活用が大事である。
Biological Controlのようなphraseのディスクリプタの検索で、どんな検索式にするかについて疑問が生じた。 STNとDIALOGのシステムでも差異があるかもしれない。より検討してみる課題であると思った。
問3. スタチン製剤5剤(メバロチン、シンバスタチン、フルバスタチン、アトルバ スタチン、ピタバスタチン)で過去3年間(2002年-2004年)の臨床論文数を製品別、発行年別に比 較したい。ただし、総説、会議録などは除き原著論文に限る。国内、海外ともにデータベースの選択は 自由ですが、検索を行なって得られた結果をエクセルの表にするなどして見てわかりやすいような データ加工を行なってください。
製薬会社で競合品の動向分析のために依頼される課題の一つである。 出題のポイントは3つ。(1) 薬品名をできる限り漏れのないように検索する。 (2) 臨床論文という絞込みは実は非常に難しいので工夫する。 (3) 文献種別はデータベースごとに異なり、分類の定義をよく把握して絞りこむ。
海外文献では、(1) 統制語のみでは不十分でフリーワード、CAS登録番号も入力する。 (2) EMBASEでは、チェックタグ「Human」だけでは臨床論文に絞れない。(総説にもHumanがついてい ることが多くClinical Study、Case Reportなどが適合)
国内文献検索の留意点は、(1) JMEDPLusでは、JCHEMファイルから渡り検索し、 さらに一般名、治験番号、商品名の様々な表記を考えてもう一度入力して、足し 合わせて集合を作ると漏れのない検索ができる。 (2)JMEDPLusでは、一案ではあるがa)「臨床試験」、「症例報告」などの臨床概 念の集合 b)タイトルに「臨床、試験、例、考察、研究、経験」などの言葉を含む ものを足し合わせてできるだけ臨床に近い集合を作る。 これに後から「ヒト、人間」をかけるだけでなく、獣医学や動物の文献を除くよう にする。 (3) 文献の分類で、医中誌Webでは「原著」という絞込みができるので便利であ る。
表の加工は、エクセルの表が多かった。検索ファイル名、検索実施日を書き添えて おく必要がある。
また、依頼者と絞込みの条件をよく相談することが重要で、検索結果の件数表示の みで安心せず、実際の文献レコードを確認してもらった方がよい。きちんと決めた 条件の論文になっているか確認してもらい、ノイズをはじく、または検索条件を変 更するなどして正確性を高めるとベストである。
問4. Old Medline 1951-1965レコードと MEDLINEファイルの1966-1980年レコードには、 日本語文献も収録されている。実際にどのような雑誌が収録源となっているか雑誌名を リストアップしてください。
出題のポイントは2つ。(1) 日本語論文で国内のデータベースがカバーしていない 論文をMEDLINEで収録しているかどうかを調べる。(2) 統計分析コマンド を備えたシステムのデータベースを利用する。 STNのMEDLINEではSELECT、ANALYZE、TABULATEの各コマンドが利用できる。
検索の留意点は、(1) S JAPANESE/LAでまず日本語文献の集合を作る。 (2) 5万件を超えると全てのレコードを分析できないので、適当に年代で分割 して5万件以内の集合を作っておく。(3) 雑誌名だけであれば、SELコマンド で十分。(4) 雑誌名のフィールドは、JTとすると略称が含まれるので必ずフル タイトルのJTFを指定する。(5) 雑誌名別、発行年別に収録状況を見る場合は 、ANALYZEコマンドを利用する。 (ANA L○ 1- JTF PY) (6) 今回はGRID形式表示で十分だが、表やグラフ化したい場合は、TABコマンドを 利用してデリミタ形式でデータを抽出しエクセルに変換する。
分析した結果、以外に多くの日本語論文が継続して収録されていることが分かった 。大学などの機関誌、学会誌に加え著名な一般商業誌も収録されていた。これらの レコードは、日本のデータベースには収録されていないので、 検索に利用する価値があるかもしれない。ただし、レコードはきちんと索引されて いないので書誌事項検索しかできないようである。


第215回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2004年5月20日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 「電子ジャーナル」
参加人数: 9名

内 容:「電子ジャーナルの現状」
麻布大学附属学術情報センター 小田切 夕子氏

麻布大学附属学術情報センターの小田切さんに電子ジャーナルに関連した最新情報、PubMed LinkOutの登録方法、 JMLA/JPLAのコンソーシアムの現状について紹介していただきました。

1.キーワード ―電子ジャーナルに関連する動向―
① SPARC/JAPAN
米国のSPARC (The Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)は、商業学術雑誌の寡占・高騰に対抗し、 安価で高品質な学術雑誌の刊行を支援する目的で設立された。Organic LettersのようにTetrahedron Letterに匹敵する 雑誌の創刊やBioOne構築支援のような実績をあげている。
一方、本邦のSPARC/JAPANは国内学協会の学術雑誌の電子ジャーナル化と海外発信支援を目的として設立され、 国立情報学研究所(NII)がJST、大学図書館と協力して進めている。2003年は16機関の21タイトルについてJ-Stageを利用して 電子ジャーナル作成を支援している。
② NII-REO
NIIが運営している電子ジャーナルのリポジトリで、複数の大学やコンソーシアムが契約した電子ジャーナルの コンテンツを収録するサービス。現在、Kluwer、OUPのコンテンツを収録し、タイトルや著者名の一括検索も可能です。
③ CiNii
NIIが試験運用している文献検索システムで、書誌情報のほか、引用文献や被引用文献を表示します。 本文ともリンクしていますが、NACSIS-ELS収録誌に限定されます。
④ J-Stage
国内の学協会の電子ジャーナル出版を投稿から出版まで支援するシステム。J-Stageの論文はJSTリンクセンター 経由で国内外の電子ジャーナルと相互リンクしています。
⑤ LOCKSS
Stanford大学が中心になって進めているプロジェクトで、電子ジャーナルを複数の図書館で保存することにより、 利用者のアクセスを保証しようとする試み。LOCKSSとはLots Of Copies Keeps Stuff Safeの略。詳細については、 http://www.ulis.ac.jp/~kuboj35/docs/Kubo.pdf を参照してください。

2.PubMed LinkOutの実際
PubMedのLinkOutに自館で契約している雑誌を登録する方法を説明していただいた。登録すると雑誌ごとの アクセス件数を集計する機能も利用できるとのこと。具体的な方法は、ライフサイエンス分科会のサイトに 配布資料を添付していますので参照してください。

3.電子ジャーナルの有効利用  -フリー電子ジャーナル集約サイト-
① HighWire Press
一部の雑誌について、全期間または一定期間経過後無料で公開。
② Free Medical Joournal
医学分野の無料の電子ジャーナルへのリンク集。HighWire収録誌も含まれる。
③ Harvard Library E-Resource
Harvard大学で利用可能な電子ジャーナルのリンク集。
④ PubMed Central
⑤ BioMed Central
⑥ Genamics JournalSeek
インターネットで提供されている電子ジャーナル情報の検索サイト。ジャーナルのURLを探すのに便利。

4.JMLA/JPLAの電子ジャーナルコンソーシアム
コンソーシアムの現状について紹介していただき、意見交換しました。

配布資料 ⇒ EJournal.ppt


第214回 ライフサイエンス分科会
記入者: 田中 早苗
開催日時: 2004年4月15日(木) 14:00~17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 「Dialogサービス最近のニュース」等
参加人数: 10名

内 容:「Dialogサービスの最近のニュース」
(株)ジー・サーチ

昨年3月からのDialogの医薬系データベースの強化、Dialog社の新規サービスであるNewsEdgeについてご紹介しました。

Ⅰ.医薬系データベースの強化(200304~200403)
1.MEDLINEリロード情報
MEDLINEファイルでは2月18日に2004年のAnnual Reloadを完了しました。主な変更点は以下の通りです。
Case Report : ディスクリプタ → Publication Typeに変更
Animals : チェックタグ → ディスクリプタに変更(DC=B1. Cascaded Term)
それに伴い、MeSH TreeのBカテゴリに大幅な変更が生じた。
Clinical Trial の索引の追加
新しいレコードタイプ “In Data Review”の登場
NLM請求番号のフィールド(AN=)の削除
<補足事項>
①NLMのニュースレターの登録画面は以下のURLとなります。
http://list.nih.gov/cgi-bin/wa?SUBED1=medlineplus-new&A=1
②MeSH2004について
従来の3冊セットのMeSH発売は未定ですが、” MeSH Supplement to Index Medicus”が発売中です。 ” MeSH Supplement to Index Medicus”は従来の”Annoted Alphabetic List”、”MeSH Tree Structure”をあわせた簡易版です。 価格などの詳細は添付資料をご確認ください。私も使ってみましたが、従来のMeSHと同じように活用できると思います。 是非この機会にお求めください。
詳細はこちらを参照してください。

2.BIOSIS Previewsの強化
昨年10月のリロードに伴う、情報追加、改良点、生物分類コードの改定について。
3.DIOGENES : Adverse Drug Events Databaseの登場
FDA(米国食品医薬品局)に報告された、個々の患者の医薬品について相互作用や副作用データなどを提供する DIOGENES : Adverse Drug Events Database(ファイル181)が登場しました。DIOGENES : Adverse Drug Events Databaseは ADR、AERを情報源とし、上市されている医薬品、または新しい組み合わせ投与による個々の患者の副作用報告を提供します (FDAのWebサイトからは入手できない情報です)。
4.疾病に関する新規データベース
National Center for Health Statistics(米国保健社会福祉省疾病予防センター)が作成する以下の 3種類のデータベースが2003年11月にDialogに搭載されました。
Hospital Inpatient Profiles (ファイル462)
Hospital Outpatient Profiles Database (ファイル463)
Emergency Room database (ファイル454)
米国病院における患者統計を調査することができます。
5.医薬品開発名鑑の強化
①Pharmaprojects(ファイル128)では、薬物動態データの収録を開始しました。生物学的半減期、クリアランスなど 6項目の数値が報告されています。
②IMS R&D Focus(ファイル445)では、化合物構造式のイメージ情報と化合物の由来を示す「Substance Origin」の フィールドが追加されました。イメージ付レコードの出力には、出力形式19番をご利用ください。
6.DataStarのニュース
DataStarではこの1年間に以下の5点の強化がなされました。
Alert機能の強化
CinahlにThesaurus Mapping機能搭載
検索集合の削除
Evidence-Based Medical Journals(ファイルラベルEBMJ)追加。
BIOSIS Previewsリロード(変更内容はDialogと同等)
DataStarの利用経験のない方が多かったため、検索結果のPDF保存をデモンストレーションしました。 簡単にきれいなレポートが作成可能との評価を頂きした。
Ⅱ.Dialog Newsedgeサービスの概要
NewsEdge Japanの今井氏が以前に一度話しているとのことだったが、Dialogブランドによる新製品ということで 機能アップした点を中心に30分程時間をいただき紹介した。
ファイザー製薬は、本社のグローバル契約で全社的に「Insight」サービスを利用しており、自社のイントラネットの データベースメ ニューに組み込まれている。最後にKMリソース部の佐藤様が自社で使っているInsightの画面を 紹介していた。ファイザーの外部データベースの利用環 境が充実しているところを見ることができ、参加者には 別の意味でインパクトがあったかもしれない(ウチもこうしなければという意味で)。

配布資料 ⇒ Dialog.pdf