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OUG特許分科会

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2000年4月〜2001年3月

2001年3月度
日 時:3月23日 (金) 14:00−17:00
場 所:文京区民センター 2F 会議室B
内 容:リスト型パテントマップにおけるFTの活用の検討

PAT-LIST-INTv4.1におけるFTによる解析機能の紹介

特許情報を機械的に解析・プレゼンテーションするリスト型パテントマップは、
短時間で効率的に作成できる長所がある反面、主として書誌事項を中心とした解析であるために、
技術内容の解析が従来のマニュアル方式に較べて著しく劣る欠点があります。

しかし、リスト型パテントマップにおいても、抄録中のKWや書誌事項のFTを用いた解析によって、
技術内容の解析のレベルを向上できる可能性があります。
特にFTは、テーマコードによっては明細書の全体を解析対象としているので、
FTの解析手法によっては見掛け上明細書を読んだのと類似した効果が期待できる可能性があります。
勿論、明細書を読んだのと同等な効果は期待できませんが、
FTの解析手法に工夫を加えて如何に同等のレベルに近づけることができるかが課題です。

今回はこれまでの紹介で会員の皆様の評価が高かったレイテック社の
PAT-LIST-INTv4.1に新たに加わったFTの解析機能を紹介していただきます。
併せて会員の皆様のFT解析事例への挑戦例があれば、活発な議論ができると考えられますので、
是非!ご挑戦下さい。初歩的な事例でも大歓迎です。

 

2001年2月度
日 時:2月22日 (木) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター地下2F 消費生活センター 研修室A
内 容:特許引用情報の活用方法および公知例調査方法の検討

今月はA:米国のビジネスモデル特許(米国特許分類705/27)と
B:国内の「たまごっち」特許を対象として引例特許情報を活用した調査方法の検討を行います。

そして、これらの調査方法と
C:一般的な公知例調査方法の比較検討も併せて行います。

上記の今月のテーマは、実際の調査実務では非常に有用な検討ですが、
レベルの高い調査手法が必要とされますので、
上記のA〜Cのどれか1種類以上を、特に初心者の方はBをCに絞って、検討されても結構です。

検討課題:以下の3つの課題についてチャレンジしてみてください。

1.米国特許の引用情報を利用して「特許の質評価」および「権利者の特許力評価」を行う。
  @.米国特許分類705/27の特許について被引用(=他の特許に引用される)回数の多い順にランキングを行う。
    ※1月22日現在、USPTOのWebDBにおいて705/27は249件の該当があります。
  A.上記特許について各権利者を被引用回数と特許件数で比較する。

2.日本登録特許2848219号の公知例を引用情報を利用して調査する。
  上記特許は数年前にブームとなったバンダイの「たまごっち」というゲームの基本特許と言われており、
  概要は添付の通りです。公知例としてはゲームの範囲とします。

3.上記2特許の公知例を検索式(=引用情報を使わない)により検索する。
  引用情報から調査した公知例より古い特許が見つかるかという観点で検討してください。

 

2001年1月度
日 時:1月19日 (木) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター5F 中小企業振興センター 研修室A
内 容:特許情報のマクロ解析(例:パテントマップ)に係わるフリートーキング

毎年恒例の年に1回のフリートーキングです。
2)今年は特許情報のマクロ解析(例:パテントマップ)に係わる話題を中心とします。
3)外部の話題提供者が準備できませんでしたので、会員の皆様による話題提供をお願いいたします。
ちなみに、主査からはEXCELを用いたFTの解析方法に関する話題提供(20分程度)を予定しています。

会員の皆様相互の情報交換も予定していますので、
新しい話題など関連する情報をご用意いただけるとディスカッションも活発になると想われます。

 

2000年12月度
日 時:12月19日 (火) 15:00−17:00
場 所:野村総合研究所 お茶の水総合センター
内 容:NRIサイバーパテントデスクの概念検索の勉強会

今月は国内の商用特許データベースでは初めて実用化された「概念検索」の勉強会をNRIさんを訪問して行います。
今回のNRIの概念検索のシステムは、以前に勉強したジャストシステムさんのCBSとは異なったシステムで、
別な観点からの取り組みが必要なようです。

 

2000年11月度
日 時:11月17日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター
内 容:制癌剤をマイクロカプセルにして薬効の持続性をねらった日本特許

これからのサーチャーは、専門外の検索依頼にも或程度対応できることが大切になります。
この機会に、専門外のテーマにどの程度対応できるかご挑戦下さい。

技術的内容説明:
医薬品は投与するとその医薬品の血中濃度が上昇しますが、
この上昇が急激でその後代謝されてすぐに下降するようでは副作用が生じたり、
1日に何回−何十回も服用したりしなければならなくなります。
そこで投与したら血中濃度が適当に上がり、それが長く持続することが望ましい。
そのことをねらって微細な粒子(マイクロカプセル)の中に薬物を包み込んで、
溶出する時間を調節することを考えます。

実際に権利を調査するのであれば、マイクロカプセル化技術を調べることになり、
制癌剤に限定してはいけないかもしれませんが、
ここでは検索演習のため、制癌剤に用いたものに限定しました。
実際に制癌剤に言及しているかどうかは明細書の中まで読まなければわからないものも多いので、
一般の方はそこまでやらなくても結構です。時間が有ればやってみてください。
今回は検索式の作成を楽しむための問題です。最後にはNRIの概念検索という手もあります。

 制癌剤:抗ガン剤、抗癌剤、抗癌薬、抗腫瘍剤、抗白血病剤 等
 持続性:持続化、持効性、持効化、徐放性、徐放化 等

外国のデータベースで検索する場合など、適当に問題を修正してやってください。

 

2000年10月度
日 時:10月27日(金) 14:00−17:00
場 所:ジー・サーチ セミナー室
内 容:KMKデジテックス社訪問:DIALOG・他の最新の動向

今月はジー・サーチさんを1年ぶりに訪問して、同社のDialogなどのシステムの最新動向や
便利な機能等をデモを交えてご紹介していただきます。
その主な項目を、担当の都築さんから以下に紹介させていただきます。
また、同社のご厚意で、全員がインターネットに同時アクセスできる環境をご提供いただけることとなりましたので、
この機会にNRIの概念検索の検証を行う予定です。
当日は全員で概念検索に関する意見交換を行いたいと思います。

 

2000年9月度
日 時:9月14日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター B2F 消費生活センター研修室A
内 容:肥満の遺伝的研究(医療分野への応用)に関する技術動向調査

【背景】
遺伝子関連発明は品種改良や食品などへの応用と並んで、医療分野への応用も非常に期待されています。
最近は遺伝子異常による疾患以外に、ある病気へのなりやすさや治療薬の効き方が
各個人の遺伝子の型によって違うこともわかっており、
世界中がヒトの全遺伝子の解読と機能の解析にしのぎを削っています。
そこで私達も身近な話題でこのトレンドに乗ってみようとこのテーマを選びました。
普段バイオテクノロジーの分野にはなじみのない方も多いと思いますが、
難しく考えず、夏バテ気味の頭の体操に気楽に取り組んでみてください。

【方針】
肥満の遺伝的研究は緒についたばかりで件数も少ないので、
特定技術に絞らず先行技術調査的な視点でアプローチしたいと思います。
遺伝子に関する医療分野には「治療薬や治療法」の他、
原因因子(遺伝子や発現する蛋白など)の特定、遺伝子の異常を診断する方法、実験動物なども含まれます。

【課 題】
1.対象出願の検索
 1)研究動向の全般的な把握:参考資料などをもとに、適当なKWや分類を選択する。
   (IPDLで単純なKWだけの検索だと40件くらいです。)
 2)肥満に関わる重要な因子(遺伝子・蛋白など)についての出願を検索する。

<検索のポイント>
a)この分野は技術発展が著しく、分類やキーワード付与が追いついていない可能性があります。
  件数の絞込みの例としては以下のような方法が考えられます。、
  ・得られた集合をランク処理し、関連しそうなKWで絞り込む
  ・JICSTやインターネットで関連記事や文献を検索し、関連する病気や医薬の名称・分類などを調べて絞り込む。
b)遺伝子分野では遺伝子配列、細菌名、遺伝子名などアルファベットによる表記が多用されます。
  これをうまく検索するにはどんな方法があるでしょうか。

2.研究動向の解析
課題1の結果についてExcelやPATOLISのランク処理などを用い技術動向を解析する。
  ・観点
  @ どのような分野に応用されているか(IPC分類などから)
  A どこが盛んに研究しているか(出願人や国別などから)
  B 出願件数の推移、など
  ・解析結果からこの分野の技術動向について感じたことがあればコメントしてください。

 

2000年8月度
日 時:8月23日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター 5F 中小企業振興センター 研修室A
内 容:PAT−LISTによるパテントマップの勉強会

昨年度の年間テーマでしたパテントマップの勉強会を継続する希望が多く出ていました。
ところが、定例の分科会の予定は既に大半が決まっていますので、
例年夏休としていました8月に、臨時の勉強会を開催することにしました。
今回は、本年4月に開催しました「マップ化ソフトの勉強会」で、
時間の都合で十分にその内容が理解できなかった「PAT−LISTシリーズ」の説明会を再度開催します。

このシリーズは、PATOLIS、Dialog、STN等の商用DB、年間索引CD-ROM、
さらにIPDL、USPTO、ESP@CE等の無料特許DBと、
全ての検索システムに対応できる優れ者で、
今回もレイテックの出口社長に説明をしていただき、
さらに質疑応答を通しましてマップ化ソフトの機能や課題を勉強したいと思います。

 

2000年7月度
日 時:7月21日(金) 14:00−17:00
場 所:化学情報協会 講習会室
内 容:STNの新機能紹介
    A:「PCTPATFULL、INPADOCの新機能紹介・他」
    B:「INPADOC/IPNの検証」

昨年は4月に訪問しましたが、その後のSTNの新しい機能などを紹介していただきます。
また、ご厚意で全員がアクセスできる端末を使わせていただけることとなり、
数少ない機会ですので、最近話題になっていますIBMのINPADOCのTRIALに挑戦してみたいと思います。

 

2000年6月度
日 時:6月16日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター B2F 研修室A
内 容:ビジネス・モデル特許の事例収集

「ビジネス特許」と一口に言っても、アメリカには「ゴルフのパットの方法」という特許もあるそうです。
もう少し特許っぽく考えても、インターネット上の商取引、電子マネーのようなもの、その他色々あると思います。
とても一つの方法で検索できるものではないと思います。今回は、ビジネス特許の事例集めにしようと思います。
色々な事例をお持ちください。

  上記の書き方で、わかりにくかったら、以下のような観点から考えてみてください。
1.「ビジネスモデル」特許について、
  1)どのような手順で調べたか、
  2)予備知識を得た過程を、
  3)内容と共に明らかにする。
2.「特許ビジネスモデル特許とは何か」を、自分なりに定義する。
3.ビジネスモデル特許の対応分類、対応する技術用語と特定方法を調べる。
4.ある「ビジネスモデル特許」に類似するものを探す。例えば登録番号2881809に近い特許。
5.できれば、4の検索で漏れた特許を探す。
  または、3で特定した分類が付いていないビジネス特許を探す。
6.ビジネスモデル特許の検索で感じたことをまとめる。
7.ビジネスモデル特許に対して自社でどのような対応を取っているか、
  またはとらなくてはいけないと考えているか。

 

2000年5月度
日 時:5月19日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター B2F 研修室A
内 容:今年度特許分科会方針および事例テーマの検討・他

1.今年度事例テーマ及び当分科会の方針の検討
  平成12年度のスタートに当たって今年度の検索事例テーマや分科会の運営方針を検討します。
  提案FAXのご意見をもとにして検討しますので、必ず各人最低でも1件のご提案をお願いします。

2.情報交換会
  最近のトピックな話題で情報交換したいと思います。
  話題や情報をご用意いただけると大変に助かります。よろしくお願いします。

 

2000年4月度
日 時:4月21日(金) 14:00−17:00
場 所:文京シビックセンター B2F 研修室
内 容:パテントマップ作成ソフトの説明会

今回は2社の方々にマクロ解析に適したソフトを紹介していただきます。

1.技術トランスファーサービス
  (CSVファイルデータから自動的にランキングできるソフト)

2.レイテック
  (パトリスやCD−ROMのデータから簡易DB作成とP・M作成を支援するソフト)

上記のソフトは何れも20万円以下の簡易なソフトで、
解析対象のデータがあれば、定型の解析が容易にできるソフトです。
EXCELを用いてマニュアルで行う解析と完成されたソフトとを、
効率や解析できる内容等の観点から比較できる良い機会です。

 

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