2015 年度 情報検索応用能力試験 2 級

試験問題 解答例 [後半] (2015. 3. 11) (情報科学技術協会オンラインユーザ会化学分科会) 連絡先 ougkagakuyahoo.co.jp

(前半はこちら) (他の試験の解答はこちら)

当分科会で作成した解答例です。
「化学」以外の問題については専門ではありませんので、あくまで参考として掲載しました。
作成に際しては最善を尽くしておりましたが、誤り等のために生じた損害等につきましては責任を持ちませんのでご了解ください。
またご意見・コメントがございましたら、ぜひ上記分科会アドレスまでお寄せください。

問題は情報科学技術協会ホームページにあります。

テキストは「情報検索の知識と技術 応用編」です。

問 13

[1]

(1) 産業別財務データハンドブック 日本政策投資銀行設備投資研究所 東京・名古屋の二証券取引所の第一部・第二部のいずれかに11年以上上場を続けている企業
(2) TKC経営指標(BAST) TKC全国会 約23万社 収録業種1,041種類 分析項目59項目
(3) TSR中小企業経営指標 東京商工リサーチ 約20万社の中堅・中小企業の最新データ
(4) NEEDS-CD ROM/DVD 日本経済新聞社 デジタルメディア局

[2]

(1)1 文化学園ファッションリソースセンター 1946年からの貴重な資料が127,000件
2 繊維20世紀の記録―繊維ファッション年鑑〈2000年版〉 日本繊維新聞社編集局
3
(2) 1 VOGUE COLLECTION2015-16年秋冬パリコレクション速報 (ビデオあり)
2 ELLE ONLINEPARIS COLLECTION (ライブ動画あり)
3 FASHION PRESS2015-16年秋冬 パリコレクション一覧 (動画なし)
4 JIJI.COM2016-17年秋冬 パリ・コレクション (動画なし)
5 YouTubeParis Collection で検索 (動画)

[3]

(REGISTRY ファイル - 検索テクニック 2 (2008.8 修正版) 参照)
(1) 1 AYS合金
2 CCS配位化合物
3COM 多成分物質成分
4 CTS概念語登録
5 GRS一般式登録
6 IDS定義の不完全な物質
7 MAN手作業登録
8 MNS
9 MXS混合物
10 PMSポリマー
11 RISラジカルイオン
12 RPS環母核
13 TIS表形式無機化合物
14 UVCB組成不明,組成不定,複雑な反応生成物,生体物質
(2) 1 CTS概念語登録
2 GRS一般式登録
3 MAN手作業登録
4 MNS鉱物
5 UVCB組成不明,組成不定,複雑な反応生成物,生体物質
(3) CTS一般式登録 本来化合物とみなされないが、米国TSCAの要請で登録されている。したがって名称だけで検索することになるが、得られた登録番号で文献を見つけることはできない。

[4]

(1) 1特許分類の問題 該当特許に付与された分類が誤っていたか、あるいは検索対象外の分類であった
2検索対象データベースの問題 該当特許が特殊な特許 (たとえば開発途上国の出願、等) で検索対象データベースに含まれていなかった
3公開時期の問題 該当特許の出願国によっては、公開が遅れ、調査時点で検索結果に含まれなかった
5ファミリーの問題 該当特許が母集合のある特許のファミリーであり、母集合から除かれていた
4キーワードの問題 抄録索引データベースでは用途などクレームに記載されていないものの検索は難しい、全文データベースならヒットしていた

[5]

[6]

(1) 1 国土地理院地図・空中写真閲覧サービス
2 航空写真画像情報所在検索・案内システム 国土交通省
3 goo地図
4 国立国会図書館サーチ 「地図」で検索
5 東京国立博物館所蔵古地図データベース
(2) 1 日本地図センター
2 航空写真アーカイブス 中日本航空

[7]

(1) 1 「ネットにおける世論形成」について調べたいが、すでに「ツイッター」に関する調査はすんでいるとする。この時「ツイッター」のみに関する文献を除くために NOT「ツイッター」とすると漏れが発生する。
2 雑誌「情報管理」を検索すると「診療情報管理」も検索結果に混ざってくることがある。このような場合 NOT「診療情報管理」」とするとノイズを除くことができ、漏れもない。

[8]

(1)逐次検索 ひとつのレコード (ファイル) または複数のレコード (ファイル) を端から順番に見て、検索語との一致を調べる方式で、MS WordやPDF内の検索に用いられる。UNIXのgrep検索もこの方式である。
(2)画像検索 画像を解析してその輪郭や特徴を索引して検索する。Google Imageはこの方式である。ただし、画像に付随したテキストも検索に用いる。顔検索・顔認証はこの特殊化したものである。
(3)概念検索 レコードのテキストからすべての語の頻度を計算し、検索テキストの語とのマッチが高い順に配列する手法。全文検索エンジンにしばしば用いられる。
(4)索引検索 レコードからキーワード、その他検索に用いる手ががりを付与または抽出して、これを索引ファイルとして検索に用いる方法。逐次検索以外のすべての検索では索引検索が用いられる。
(4)感性検索 あらかじめ対象レコードから感性 (悲しい、うれしいなど) 語を索引または抽出して、検索する手法

[9]

(1) 1 各技術課題の発展・成熟・衰退を分析できる
2 特定の年代に開発が盛んな技術課題を分析できる。
3
(2) 1 各社の得意とする分野が分析できる
2 各社が欠けている分野が分析できる
3 各社間の連携の可能性が分析できる
(3) 1 その特許の基盤技術が分析できる
2 その特許の及ぼした技術的影響を分析できる。
3