OUGライフサイエンス分科会

☆☆ 今までの活動内容 ☆☆

2003年1月〜12月


第200回(2003年1月) 第201回(2003年2月) 第202回(2003年3月)

第203回(2003年4月) 第204回(2003年5月) 第205回 (2003年6月)

第206回(2003年7月) 第207回(2003年9月) 第208回(2003年10月)

第209回(2003年11月) 第210回(2003年12月)


2004.1.5 更新
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第210回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年12月18日(木) 14:00〜17:00
開催場所: (株)サンメディア
配布資料: 会社概要、Neoplanetsの概要、RefWorks等製品パンフレット等
参加人数: 12名

内 容: サンメディア社見学

 来年(2004年)創業40年を迎える(株)サンメディアを訪問し、施設見学や業務内容や製品の紹介を受けました。
 (株)サンメディアは1964年に写真撮影による学術文献の複写提供から業務を開始し、情報技術の進展に合わせて、海外(BLDSC、UMI社等)からの文献入手、インターネット商品の提供と業務を拡大してきました。現在の主要な業務は、@ドキュメントデリバリーサービス、A代行検索サービス、Bインターネットで利用できる学術データベースや電子商品の提供になっています。最近では、4つめの柱として、著作権処理サービス(CCS:Copyright Compliance Service)が育ちつつあります。
 代行検索サービスは、DialogによるMEDLINE等の検索と冊子体の医中誌のマニュアル調査を1982年から開始しました。ユーザーの多様な検索要求に応えるために、コミュニケーション(プレサーチインタビュー、事後連絡)を基本として、コミュニケーションが十分に取れない場合は、コメントを丁寧に記載する等の工夫をしているとのことです。また、検索結果について、ユーザーと情報交換や社内での共有化を行っているとのことです。インターネットの浸透によるユーザーの意識の変化と依頼内容の多様化への対応が今後の課題のようです。
 インターネット関連商品としてNeoplanetsとRefWorksについて簡単な紹介がありました。
Neoplanets
サンメディア社が開発したWebオーダーシステムで、検索結果からの文献オーダー機能やモバイルアラート機能等が付加されたユーザーフレンドリーなシステムです。雑誌の著作権情報を確認する機能もあります。施設の状況に合わせてカスタマイズも可能です。
RefWorks
インターネットで利用する文献管理ソフトで、英語と日本語の両方を利用できます。PubMedや医中誌Webの検索結果やEndNoteに保存しているデータを簡単に取り込むことができます。また、データを機関内で共有化することも可能です。詳細はサンメディアのe-portを参照してください。
 山下社長からサンメディアの前身である太陽写真工業(株)として開業した当時の暗室時代から、ほぼ10年単位で文献入手方法や業務が変化していった経緯を説明していただき、説明を受けた会議室には当時使用していた文献接写用のカメラシステムや昔の国立国会図書館の写真も展示されていて、文献複写の歴史を垣間見ました。
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第209回 ライフサイエンス分科会
記入者: 固武 龍雄、渡辺 正彦
開催日時: 2003年11月19日(水) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 参加者各位の検索結果
参加人数: 9名

内 容: 検索演習
問 1. SARSの疫学についての文献。なるべく最近のものまで欲しい。
 MEDLINEではSevere Acute Respiratory Syndromeという語がMeSHタームとなっている。これは2003年3月に急遽MeSHタームとされたもので、冊子体MeSHの2003年版には収載されていない。このことはAIDSのAcquired Immunodeficiency Syndromeが1983年の途中からMeSHタームに採用されたことを思い出させる。
 Severe〜がMeSHタームになっているので、疫学のサブヘディングのEPとリンクさせることになるが、MeSHタームになる前の文献はどうしたらよいか。また最近のものまで欲しいということなので、NLMで処理中のIn Processのものも検索すべきである。これらはSevere〜をフリータームとして検索することになる。これらのことを考慮に入れることを狙いとして出題した。サブヘディングとしてEPを使うほかに、TM(Transmission)も用いた方が、よりもれは少ないかもしれない。
 SARSという略語でも検索すべきかどうかは議論の分かれるところかもしれない。出題者はノイズが多いのでやらなかった。
データベースとしてJMEDPLUSを使用した人もいた。この場合、疫学関係の検索をするのに、疫学という語のほかに患者数?、患者調査?、罹患?、死亡?なども用いた方がよいという話もあった。
なるべく最近のものまで欲しいというのなら、MEDLINE、EMBASE、JMEDなどのデータベースの他に、インターネットを用いて国立感染症研究所 感染症情報センター厚生労働省WHOCDCなどのホームページも見た方がよい。
問 2. 実験動物としてのブタ(含 ミニブタ)の品種改良。主として外国の文献が欲しい。
 ブタとして英語のデータベースでPIGを用いれば、Guinea pig(モルモット)の文献がノイズとして多量に入ってくる。これを防ぐためには近接演算子の(NOTA)(STNの場合)とか(NOT N)(DIALOGの場合)を用いるのがよい。これを使ってもらうためにはBIOSISのようにブタの統制語のないデータベースを使用して欲しかったが、データベースの指定はしなかった。MEDLINEならMeSHタームとしてSwineとなっている。JMEDPlusではブタで、下位にミニブタがある(以前のシソーラスでは下位にミニブタがなかった)。
 BIOSISを使うなら(STNでの例でいうと)PIG#(NOTA)GUINEA とConcept Codeの 26506/CC (動物生産―品種と品種改良)を用いたが、これだけでは食用ブタの品種改良が主として検索されてきてしまうと思われるので、これに更にLaboratory animal#とかAnimal model# をかけたが、あまり品種改良に主論点のある文献はないようであった。
 ミニブタはmini-pigとかminiature pigであれば切り出されてPIGで検索されるが、minipigとなっていればPIGで検索されない。そこで別にMINIPIG#でも検索したが、この場合は実験動物であることはわかっているので、Laboratory animialなどの語は用いなかった。この検索では求めるものがいくらかあったようである。
 BIOSISでもSWINEも使った方がいいかもしれないが、サーチガイドを見るとPIGの方が断然件数が多いので、出題者は使用しなかった。
 実験動物の資料については、日本クレア(株)日本チャールス・リバー(株)等に問い合わせると入手可能との情報もあった。
問 3. 東京大学・鶴尾隆先生が書かれた SDZ PSC-833 についての報告。JMEDPlusでできる限り網羅的に検索したい。
 NewJOISではSTNと類似の検索システムを採用していますが、検索フィールドによって切り出し処理が微妙に異なるため、近接演算では注意が必要になります。たとえば、和文標題・抄録と英文標題では区切り記号(ハイフン:-や括弧:( )など)の扱いが異なり、和文標題では1語としてカウントするのに対して、英文標題ではカウントしません。したがって、英文標題の「SDZ PSC-833」は「SDZ(w)PSC(w)833」で検索できますが、和文標題や抄録では、「SDZ(w)PSC(1w)833」で検索する必要があります。
 同じ執筆者であっても治験薬の記載方法が文献ごとに異なる場合もあります。ハイフンやスペースを考慮していろいろな組合せで検索をする必要があります。特に、準ディスクリプタでは、フルフレーズでも収録されますので、ハイフンやスペースを含めた検索式を試みたほうがいいことになります。
 本問題の場合、JCHEMからの渡り検索だけでは、漏れが多くなります。上記のポイントを考慮して、検索式を立てる必要があります。
 東京大学の鶴尾隆先生は、AU.AでExpandします。東京大学での主要な所属が2つありますが、研究所の名称が変更になったためで両方選択します(研究所のHPで確認)。先生の経歴を調べて検索された方もいましたが、見習うべきだと思いました。
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第208回 ライフサイエンス分科会
記入者: 佐藤 京子、渡辺 正彦
開催日時: 2003年10月16日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 「全文検索可能なサイト」ほか
参加人数: 10名

内 容: 勉強会「フルテキスト検索可能なサイト研究と新TMIC見学」

1.新東京メディカルインフォメーションセンター見学
佐藤 京子

 ファイザー鰍フ本社情報センターが本社移転後にリニューアルした為、過去の経緯とともに現在の状況、サーチャーの職場である「情報センター」としての機能、工夫点などを紹介した。
  • ファイザー社、ファイザー(株)の概要
  • メディカル部門、 KMリソース部の紹介
  • 東京メディカルインフォメーションセンター概要と設立まで
  • フロア−のリニューアル
  • 情報活用促進
  • フロア紹介+Q&A

2.フルテキスト検索可能なサイト研究
渡辺 正彦

  出版社やアグリゲーターのサイトとして、HighWire Press、Synergy、InterScience、Nature.com、Cell Pressを取り上げ、特徴と検索方法を紹介した。

 HighWire Press (http://highwire.stanford.edu/)
 Stanford大学が運営しているサイトで、米国の学協会系の雑誌を中心に344誌を収録しています(2003/10/17現在)。ライフサイエンス分野のインパクトファクターの高い雑誌が多く、臨床医学雑誌が充実しています。一部の雑誌は一定期間後無料で全文参照できます。
 検索にはQuick とAdvanced の2種類の検索画面が用意されています。全文検索が可能な時期は雑誌によって異なり、1993年から検索可能な雑誌もあります。検索を補助する機能が充実していて、PubMedとの同時検索や引用文献の引用関係表示、関連文献検索、クラスタリング等が活用できます。検索結果をEndNoteに保存することもできます。


 Synergy (http://www.blackwell-synergy.com/)
 Blackwellの電子ジャーナルサイトで、681誌(医学関係:250誌)を収録しています。Top pageで検索できる他、Simple とAdvanced の2種類の検索画面も用意されています。全文検索が可能な時期は1998年以降が多いようです。検索結果をEndNoteに保存できます


 InterScience (http://www3.interscience.wiley.com/cgi-bin/home)
Wiley社の電子ジャーナルサイトで、460誌(医学関係:80誌)を収録しています。全文検索の開始時期は2000年や2001年が多いようです。一部本文を検索できない雑誌もあります。検索結果をEndNoteに保存できません。


 Nature.com (http://www.nature.com/)
 Nature Publishing Groupが出版するNatureやNature関連誌等48誌を収録しています。Top pageで検索できる他、Advanced 検索画面が用意されています。全文検索の開始時期はNatureが1997年で、Nature関連誌は1998年、他の雑誌は1997年以降が多いようです。検索や結果の表示は他のサイトに比べて制限されます。検索結果を保存できません。


 Cell Press (http://www.cellpress.com/)
Cell、Immunity等9誌を収録しています。検索はStandard Searchのみで、全文検索開始時期は1996年以降が多いようです。検索結果の保存に特徴があり、一端PubMedに遷移し、PubMedのレコードとして保存することになります。


 J-Stage (http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja)
 科学技術振興機構 (JST) が運用している電子ジャーナルサイトで、国内の学協会が出版する 120誌 (欧文:75、和文:45)を収録しています。9月末より全雑誌の横断検索が可能となりました。日本語、英語とも検索可能で、全文検索開始時期は2000年以降になります。検索結果を保存することができません。
各サイトの特徴や検索ルールをまとめた一覧はこちらを参照してください。なお、エルゼビア社の3サイトとLWW online、Ingenta selectも掲載しています。

今回紹介したサイトの簡易操作マニュアルをご希望の方は渡辺 (masahikow@kirin.co.jp)までメールください。Zipファイルで2M程度です。
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第207回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年9月18日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー(株) 会議室
配布資料: 「エルゼビアの製品紹介 ライフサイエンスを中心に」ほか
参加人数: 12名

内 容: 勉強会「エルゼビア社のライフサイエンス関連サービス」

エルゼビア・ジャパン(株)の清水毅志氏、恒吉有紀氏から、エルゼビア社の歴史や商標の意味、エルゼビア社が関与してきた電子ジャーナルの歴史も含めて、ライフサイエンス関連製品の最新情報を紹介していただきました。

1.ScienceDirect ( http://www.sciencedirect.com/)

 Elsevireグループの1,700誌の電子ジャーナルを収録するサイトで、全世界の2,500施設、約900万人が利用しています。5年分のデータについて全文検索が可能です。オプションとして、MEDLINEやEMBASE等の書誌データベース、レファレンスワーク、バックファイル(1995年〜1998年)が用意されています。バックファイルについては、有機化学や数学等9分野で創刊号から収録するコレクションがあります。また、CrossRef等を利用した他社電子ジャーナルとの相互リンク、ファクトデータベースへのリンク、音声データや動画データの表示、冊子体発刊前に電子的にデータを公開するサービス(Article in Press)も可能になっています。
 ScienceDirectの解説はエルゼビア・ジャパン(株)の製品紹介サイトを参照してください。サポート情報でクイックレファレンスガイドをダウンロードできます。

2.EMBASE.com

  EMBASEとMEDLINEを合わせた6,000誌、1,500万レコードが検索できるシステムです。重複レコードについては、EMBASEを優先して収録しています。EMTREEへのmapping 機能やMeSHのEMTREEへの紐付けによりエンドユーザーが専門知識なしに検索できるしくみもあります。Drug検索では、投与経路やリンク語を選択した検索もできます。電子ジャーナルやシークエンスデータへのリンクもあります。

《EMBASE.com についての質問》
 1) 投与経路などの情報を使ってMIDLINEデータも検索可能か?
MeSHにそのTermが含まれている場合に限り、検索は可能ですが、MeSHには多くの場合含まれていないケースの方が多いので、実際はEMBASE由来のレコードのみが検索結果となることが予想されます。

 2) MeSHからEMTREEへのマッピングのロジックは?
同じ単語がない場合、上位にマッピングします。 MEDLINE由来のデータに関しましては、PubMedでの検索と同程度の検索結果となることが予想されます。

 3) MEDLINE由来のデータが先に搭載され、後にEMBASEに同じデータが搭載されたときの重複削除のロジックは?またE-mail alertはどうなる?
MEDLINEに搭載され、かつ、翌週以降にEMBASEに搭載されたときには、残念ながら重複して搭載されます。したがいまして、E-mail alertも重複して2通来ます。しかしながら、MEDLINEとEMBASEの収載時期を調査したところ、MEDLINEに先に搭載されるデータは1-2%と非常に稀なケースになるそうです。尚、このようなケースで重複登録されたデータについては、バージョンアップなどのタイミングで一括見直しの後、除去作業を行なっています。
3.BioMedNet (http://www.bmn.com/)

  Elsevier Science Londonが運営するライフサイエンス研究者のためのポータルサイトです。 一部の機能を除き無料で利用できますが、メンバー登録が必要です。 Journal Collection、Review、Research Tools、Research Update等7種類のサイトで構成されています。
  • Journal Collectionでは、CellやBBAを含めた370誌についてフルテキスト検索ができます。
  • Reviewsでは、TrendsやCurrent Opinionをはじめとした180誌以上の雑誌に掲載された3万件以上の総説を検索することができます。全文の参照は有料で、研究者の人数により料金が異なります。
  • Research Toolsでは、MEDLINEやMouse Knockout & Mutation Database (MKMD)を検索できます。MKMDはノックアウトマウスに関する論文情報を情報テーブルという形式でコンパクトにまとめたデータを提供するデータベースです。3,000件以上の遺伝子について、8,000件以上の情報テーブルが収録されています。検索は無料ですが、情報テーブルの参照は有料で、研究者の人数により料金が異なります。
 《MKMDについての質問》
 Coverしているタイトル誌の数?
主要17タイトルを中心に レビューされ、かつ著者の要望などがあった場合なども追加搭載しています。
4.Scirus (http://www.scirus.com/)

  科学技術に特化したユニークな検索エンジンです。大学や企業、科学者のサイト、MEDLINEやBeilstein、ScienceDirect等をまとめて無料で検索することができます。SimpleとAdvancedの検索画面があり、ブール演算や検索サイトの制限も可能です。
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第206回 ライフサイエンス分科会
記入者: 固武 龍雄
開催日時: 2003年7月17日(木) 14:00〜17:00
開催場所: 文京シビックセンター 5階 中小企業振興センター会議室
配布資料: 各人の作成資料
参加人数: 8名

内 容: 勉強会「サーチャー失敗学」

 最近“失敗学”なるものができたといわれている。これについては畑村洋太郎著の「失敗学のすすめ」(講談社)に詳しい。失敗を反省してみることは大事で、自分の今後の検索に役立てるのは勿論だが、他人にも伝えて組織全体の検索技術の向上にも役立てなければならない。しかし失敗は恥ずかしいということもあってなかなか発表されず、伝えられることが難しい。
 そこで今回は自分の失敗も知人の失敗ということにしてもよいからご披露くださいということで発表しあうことにしてみた。

 各人からいろいろな失敗談、注意点が紹介され、その他にもインデクサーのキーワードの付与ミスなど多岐にわたる話があり、有益な会合であった。たとえば、以下のような例が紹介された。
  • JMEDPlusファイルやPATOLIS特許ファイルでの化合物塩検索
  • DialogとSTNシステムでのS番号 と L番号の取り違え
  • STNファイルの検索語料
  • MEDLINEファイルのMeSH用語使用開始前後での付与方法の違い
  • MEDLINEファイルのsubheading付与の誤解
  • EMBASEファイルでの医薬品名の付与漏れ
  • JMEDPlusファイルでの英文タイトルとその他での近接演算の違い
 失敗談以外でもこのような意見交換の場も時には必要ではないかという印象をもった。


第205回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年6月19日(木) 14:00〜17:00
開催場所: トムソンコーポレーション(株) 研修室
配布資料: 「Derwent Discovery Version3」ほか
参加人数: 10名

内 容: 勉強会「Derwentのライフサイエンス関連データベース」
トムソンダウエント CLSサービス マネジャー 梶田 次朗氏

トムソンコーポーレーション(株)を訪問し、トムソンダウエントの梶田さんよりDiscovery、Biotechnology Resource、GENESEQを中心にライフサイエンス分野の製品の概要と最近の強化点、R&Dにおけるダウエント製品の活用方法、ライフサイエンス分野における特許の傾向について紹介していただきました。

1.Derwent Discovery

 Derwent World Drug Alert Plus (WDA) とDerwent Drug File (DDF) をインターネットで検索するシステムで、データベースごとに検索インターフェースが用意されています。2種類のデータベースを個別に検索するシステムですが、両者ともに書誌事項やテキスト、構造式の検索が可能です。
 WDAは、特許(主要7ヶ国)や学会、学術雑誌 (1,200誌) で報告された最新の創薬や診断に関する情報を収録したデータベースです。Patent Preview、World Drug Alert、Conference Fast-Trackの情報源から構成されています。データは毎週更新され、速報性を重視して報告から1〜3週間で収録しています。検索結果は会社・組織名が最初に表示されるようになっています。特許情報については、Thomson Patent Storeへのリンクにより明細書をPDFで入手可能です。
 DDFでは、階層構造を持ったシソーラスを参照して検索できます。最近の機能強化点としては、Gene therapy、Monoclonal Antibodyの収録内容の拡張とPharmacoeconomics、New Potential Drug Targetsの新分野の追加が挙げられます。

【Discoveryの最近の機能強化点】
@Current Drugs社との連携: IDdbの検索結果にWDAやDDFの結果を表示し、それぞれの詳細データを表示する機能が追加されました。
AMDL社のDiscoveryGateとの連携: DiscoveryGateの検索結果にDDFやWDAの結果を表示し、それぞれの詳細データに遷移する機能を追加する予定です。 (2003年Q3)
Bその他: ExcelやReference Managerへの結果のエクスポートや検索結果のソート等の機能更新を予定。 (2003年Q3)


2.Biotechnology Resourceの機能強化点

 冊子体、オンライン製品に加えて、Web製品がリリースされました。機能強化点としては、@Bioinformatics、genomics、proteomicsの分類システムの追加、Aシソーラスの拡充、B著者抄録の付与、C特許の収録範囲の拡張、Dバイオテクノロジーに特化した抄録の追加等が挙げられます。


3.GENESEQの機能強化点

 GENESEQは、特許から10塩基以上の核酸配列、4残基以上のアミノ酸配列とPCRプライマーとプローブの配列を収録したデータベースです。公共データベースとの比較では、60%の核酸、80%のアミノ酸配列が独自との報告があります。
 2002年度は、@Web製品のリリース、Aコンテンツの品質管理 (起源生物のフィールドの標準化、出願人情報の訂正)等が行われました。2003年度は新しい開発システムの導入を予定しています。

説明会時に使用した「製品開発の最新情報」のPPTをご要望の方は、INFOSTA OUG事務局までご連絡ください。

ダウエントのライフサイエンスの概要についてはトムソンダウエントの製品紹介のサイトを参照してください。
R&Dにおけるダウエント製品の活用方法とライフサイエンス分野の特許傾向については、過去のセミナー情報が参考になります。
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第204回 ライフサイエンス分科会
記入者: 固武 龍雄
開催日時: 2003年5月15日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー製薬(株) 会議室
配布資料: 各人の検索結果
参加人数: 9名

内 容: 検索演習
 New JOISの研修ファイルKENSHU-JMEDまたはKENSHU-Jファイルを用いて次の3問を検索して腕ならしをする。
 1.プロプラノロールを片頭痛の予防・治療に用いた文献
 2.防衛医大の渡辺和彦先生の発表論文
 3.魚油の摂取による肥満の軽減

1.プロプラノロールを片頭痛の予防・治療に用いた文献
この問題の要点はプロプラノロールだけでなく、塩酸プロプラノロールでも検索しなければならない点である。塩酸プロプラノロールからプロプラノロールが切り出されていないので、プロプラノロールだけで検索するともれを生ずる。JCHEMファイルより渡り検索するとしても同じである。どう切り出されているかを見るにはhttp://pr.jst.go.jp/より検索補助機能を用いてチェックしてみる手がある。
また expand してみると、”プロプラノロール10” などというものもある。これも選ぶか、プロプラノロールの前方一致にしなければならない。
それではプロプラノロールを検索するときに、塩酸プロプラノロールも用いなければならないというのをどうやって知るか。プロプラノロールに詳しい人ならばすぐに思いつくが、一般のサーチャーはどうしたらよいか。JCHEMファイルから渡り検索をするのなら、ここでプロプラノロールのほかに有名商品名のインデラルでも検索すると(インデラルは塩酸塩)塩酸塩も含んで検索できる。または ”Propranolol? ”と横文字で前方一致にすれば ”Propranolol hydrochloride” も得られる。また以前、JSTから配布された「物質慣用名 JSTシソーラス機能上位語リスト」という冊子体のものを調べて塩酸塩があることを見つける手もある。
JST発行の「データベース活用ガイドJMEDPlus」の120頁に ”E LEFT プロフェン/CN” の例がある。JCHEMで ”E LEFT”を行えばよかったと思い、JCHEMファイルで ”E LEFT プロプラノロール/CN” としたところ、
「コマンドは中断されました。Expandコマンドで索引を表示するためのファイルが一時的に使えなくなっています。数分後にやり直してみてください。このメッセージが繰り返し表示されるときは、ヘルプデスクまでご連絡ください。」
とでた。これを後に何回やっても同じであった。いずれヘルプデスクに相談してみるつもりである。
2.防衛医大の渡辺和彦先生の発表論文
この先生が防衛医大に勤務する前または後に他の機関に所属していたかどうかは調べなけれ ばわからないが、ここでは防衛医大に勤務していた期間の発表ということにする。
”所属機関名 AND 著者名” で検索するということも考えるかもしれないが、これではノイズを生ずることになる。ここではNew JOISで使える著者名と所属機関名のペア検索 ”/AU.A ”を使いたい。固有名詞はいろいろと注意すべき点があるので、まずは ”E 渡辺和彦/AU.A ” とexpandしてチェックしてみたい。すると、渡辺和彦の所属機関名が防衛医大というもののほかに防衛医大 病院というのもあった。
著者名と所属機関名(前方一致)とのANDではノイズを生ずることがあるが、このとき AND ではなく、(P) または (L) を用いればよい。
渡辺のほかに渡邊、渡邉、渡べ、渡なべ などがあるかと検索してみたが、本ファイルでも存在しなかった。統制されているのか。
欧文誌での発表であれば WATANABE K でも同様に検索しなければならない。これを忘れた人もいた。他のシステムではないことである。
問題には論文とあるので、「会議録などを除く」と深読みした人もいたが、出題者はそこまでは考えてはいなかった。
3.魚油の摂取による肥満の軽減
このような内容の検索ではJMEDのほかにJSTPlusファイルをも用いた方がよく、この際、両方のファイルにある文献を重複して打ち出してはつまらないので、JMEDファイルでは検索結果に JCME/ST をANDにして両方に重複している文献を除く事をする。
これらのほかに、STNにはないものとして、JMEDファイルでは和文タイトルのストリング・サーチがある。ストリング・サーチの有用な効果的な具体例を2,3の方から後日提供していただく事になった。

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第203回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年4月17日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー製薬(株) 会議室
配布資料: 「医中誌Web (Ver.3) バージョンアップ概要」ほか
参加人数: 12名

内 容: 勉強会「医中誌Web ver.3」
医学中央雑誌刊行会 松田 真美氏、佐久間 せつ子氏

近日リーリス予定の「医中誌Web ver.3」の機能強化点について、開発機でのデモを交えて説明していただきました。また、本年から利用を開始した「医学用語シソーラス第5版」の変更点やディスクリプタの付与方針について、インデクサーの立場から説明していただきました。
今回のバージョンアップでは、データベースマネジメントシステム(DBMS)を変更することにより、全文検索システムを維持しながら、検索性能(レスポンス、検索対象)の向上を実現しています。また、シソーラス下位語を含む検索やアルファベット大文字・小文字の同一視も可能となり、網羅的な検索がやり易くなります。

1.医中誌Web ver.3の機能強化点概要

@下位語を含む検索
統制語による検索は下位語を含めた検索になります。Mapping機能で選択された統制語も同様に下位語を含めた検索になります。また、適切な統制語がなく、統制語の組み合わせで表現されている概念については、組み合わせにMappingするようになります。
 例)MRSA ⇒ メチシリン耐性 + Staphylococcus aureus にMapping
Aシソーラス閲覧機能
統制語と階層構造を参照できるようになります(現行の候補語検索の機能拡張)。参照した統制語を検索式に反映することもできます。結果は1画面で表示されますので、参照が容易になります。
Bアルファベットの大文字、小文字の同一視
大文字、小文字の区別がなくなります。全角、半角も同一視されます。
C検索レスポンスの向上と検索対象範囲の拡大
DBMSを見直すことにより、レスポンスを向上させました。1983年以降の全レコードを一括検索することも可能になりました。全文検索は維持されます。
D検索対象年変更時の履歴の自動更新
途中で検索対象年を変更した場合、検索履歴も変更した対象年で再検索できるようになります。
EPre医中誌のリリース
医中誌に登録される前のレコードが収録されます。毎月更新され、レコード内容はデータの作成状況に応じて変化していきます。タイムラグは雑誌入手から1ヶ月程度です。
F研究デザインによる絞込み
メタアナリシス、ランダム化比較試験、比較臨床試験、比較研究について絞込みができます。
「比較研究」は、ヒトを対象とした比較試験に付与され、前向き、後ろ向きを問わず、ヒストリカルコントロールを対照としている研究も含まれます。
メタアナリシス、ランダム化比較試験、比較臨床試験については、JHES(日本ハンドサーチ・エレクトロニックサーチ研究会)の調査結果も、2000年7月以降の原著論文に反映されます(1,200誌対象)。
配布資料 ⇒ ichuver3.pdf


2.シソーラスの変更点

本年から第5版を使用することになりました。特徴は以下のようになります。

@MeSH 2001年版に対応
MeSH 2001年版を参考に用語の選択や階層構造の構築を行っています。MeSH新設語約1,200語を含め、約3,400語が新設されました。
A医薬品名の充実
約1,400語が追加されました。「JAPIC辞書」を参照し、日本で使用されている医薬品について国際一般名(INN)のあるものを収録しました。
B薬効別カテゴリーの導入
MeSHのPharmacologic Actionを参考に薬効別カテゴリーを導入し、下位に医薬品を分類しました。薬効別カテゴリーにより関連する医薬品について網羅的に検索できるようになります。一方で、複数の薬効を示す医薬品については、検索対象以外の薬効についてのレコードも含まれることになります。
C医中誌独自用語の充実
フリーキーワードの内、使用頻度の高いものをディスクリプタに昇格させました。また、看護や介護用語も充実させました。
1レコードあたりのシソーラス用語数と医中誌フリーキーワード数はそれぞれ10個以内に制限されますが、医薬品名をできる限り収録する方針とのことで、医薬品名による検索が向上します。
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第202回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年3月20日(木) 14:00〜17:00
開催場所: (社)化学情報協会 研修室
配布資料: 「STNのライフサイエンス系DBの変更点」ほか
参加人数: 15名

内 容: 勉強会「STNのライフサイエンス系DBの変更点と経済的な利用方法」
(社)化学情報協会 宮崎 佐智子氏

昨年6月以降のライフサイエンス系DBの変更点や強化点とSTNを経済的に利用する方法についてデモを交えながら説明していただきました。

1.ライフサイエンス系DBの変更点

@新規追加
  • AQUIRE (Aquatic Toxicity Information Retrieval): 水生生物(動植物)に対する化学物質の毒性データを提供。レコードは毒性試験単位。CAS登録番号も使用可能。
  • NUTRACEUT (Nutraceutical Internatinal):栄養補助食品に関するニュースレターの全文を提供。
  • PCTGEN: WIPOに電子的に提出された核酸・タンパク質の配列情報を提供。DUPLICATE コマンドは実行できるが、DGENEとの重複特許を適切に除去することはできない。
  • PHARMAML(Pharma Market Letter): 医薬、健康産業のニュース情報を提供。
A名称変更
  • ADISCTI (Adis Clinical Trials Insight): ADISALERTSから名称変更。
B機能強化
  • BEILSTEIN:Pharmacological and Ecological Dataの追加。環境情報データ用の検索オプション (ECO/FA)の追加。
  • BIOTECHABS (Derwent Biotechnology Resource): 収録雑誌の拡大。WPIの抄録を収録。新しい分類体系とシソーラスの使用。
  • REGISTRY: 同一の配列を持つ核酸・タンパク質配列を網羅的に検索するSEQLINK EXACTコマンドの追加。
勉強会で回答を保留した質問 ⇒ OUGQ&A.doc
配布資料 ⇒ STN_LIFE_DB.pdf


2.STNの経済的な利用方法

STNの料金体系は従量制でデータベース毎に料金が異なってきます。STN ClassicやSTN on the webの場合、回線使用料、接続時間料、検索料(検索語料、構造検索料、SELECT料、ANALYZE料等)、回答表示料の加算により料金が決定されます。

@接続時間の節約
  • 1/100時間(36秒)単位で課金されるので、こまめにLogoff、Logoff hold。
  • 検索式や回答内容を確認するときは、無料のファイル (STNGUIDE等)を活用。
  • 回答セットの再利用と一次保存。
  • H付 (接続料金が高く、検索語料なし)とZ付 (接続料金なし、検索語料が高い)ファイルの使い分け。
A検索料の節約
  • 回答セットの再利用。
  • 事前にSTN on the webのFree Search Previewで回答件数を確認 (無料、ブール演算や近接演算も可能)。
  • 前方一致、後方一致、中間一致を駆使。
B表示料金の節約
  • 無料の表示形式の利用。
  • 定形表示形式を利用。
  • 特定のフィールド情報をまとめて表示する場合は、SELECT や ANALYZE コマンドの活用も考慮。
Cクロスオーバー検索の注意点
REGISTRY ファイルからL番号でCASファイル以外のファイルを検索する場合、1レコードごとに課金されます。レコード数が多い場合は、注意が必要です。

D使用料金のモニター
SET NOTICEコマンドを使用して、一定額以上の料金が課金される場合に警告する。
  検索料金: SET NOTICE SEARCH <日本円の金額>
  表示料金: SET NOTICE DISPLAY <日本円の金額>

補足: 化学情報協会のサイト(http://www.jaici.or.jp/)に詳しい解説があります。(ヘルプデスク⇒よくあるご質問⇒STN関連⇒経済的な使い方)

配布資料 ⇒ STN_COST.pdf
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第201回 ライフサイエンス分科会
記入者: 渡辺 正彦
開催日時: 2003年2月20日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室
配布資料: パワーポイントハンドアウト、 各種製品パンフレット等
参加人数: 10名

内 容: 勉強会「T辞書とNDK技術用語辞書」
(有)ティ辞書企画 田代 朋子氏
日本データベース開発(株) 河野 弘氏、神通川 朗氏

医薬分野の同義語辞書の「T辞書」と科学技術分野の同義語辞書の「NDK技術用語辞書」について、作成元の田代さんと河野さんに説明していただきました。

1.T辞書           [田代 朋子氏]

「T辞書」は医薬分野の専門用語を対象とした同義語辞書です。病名(疾患名、副作用等)、薬効(医薬品名、薬効分類等)、微生物(細菌名、ウィルス名等)、臨床検査(階層化準備中)のシリーズで構成され、合計で60,000語程度の同義語(英語を含む)を収録しています。用語は添付文書などの様々の媒体から收集し、利用状況を確認して更新しています。特徴は以下のようになります。
  • 同義語が豊富で、統制語(優先語)、同義語、準同義語、英語同義語、略号、同音異表記語に分類され、英語名も付与されている。
  • 用語が階層構造によって整理・体系化されている。1つの用語に複数の補助的コードを付け、複数の階層に対応させている。
  • 各用語に1行程度の簡単な説明が付与されている。
  • 医薬同義T辞書や相互作用禁忌T辞書(発売:薬事日報)も用意されている。
T辞書は通常CSV形式で提供されますが、SAVVY用やConcept Base用もあり、社内のデータベースシステムに容易に組込むことができます。ビューワー(Class View:ルネット社)を利用すると、同義語や関連語、上位語・下位語を画面上で確認できます。また、ロボワードに組み合わせて辞書として利用することもできます。
T辞書を作ることになったきっかけや苦労話も紹介していただき、理解を深めることができました。なお、ティ辞書企画のホームページ(http://www.tdic.co.jp)ではサンプルデータをダウンロードできます。

説明資料は、tjisho.ppt



2.NDK技術用語辞書          [河野 弘氏]

NDK技術用語辞書は、科学技術分野の専門用語を対象とした同義語辞書で、検索エンジンの支援、形態素解析の支援のために開発されました。11分野について、見出し語 52万語、同義語も含めると103万語程度収録しています。見出し語には上位語が付与され、各用語には対訳英語が付与されています。現在はまだベータ版ですが、今年の秋くらいに完成予定とのことです。
辞書の作成は以下のように行ったそうです。
  1. 科学分野の文献220万件についてタイトルと抄録をテキスト化し、用語を抽出。
  2. 各用語について頻度を計算し、頻度2以上のものを選択。一方、頻度が高いものは一般用語と考えられるので除外。
  3. 選択した用語について、各分野の専門家が妥当性を確認し、英語を付与。
  4. 同義語の選択には、英語でのソートや頭揃え・後揃えも活用。
文部省の学術用語集やMeSHとのマッチングも行っているとのことです。なお、日本データベース開発(株)のホームページ(http://www.ndk.co.jp/)に辞書の紹介があります。辞書は専門性があれば自分で作れるとのことで、辞書の作成方法について詳しく解説していただきました。

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第200回 ライフサイエンス分科会
記入者:渡辺 正彦
開催日時: 2003年1月16日(木) 14:00〜17:00
開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室
配布資料: なし
参加人数: 12名

内   容: 勉強会「Epi Database」
サイニクス(株) 太田 昌博氏、村松 綾子氏

疫学データベースの「Epi Database」について代理店のサイニクス(株)の太田さん、村松さんから、特徴やデータ作成方法を紹介していただきました。

1.特徴

Epi Databaseは米国のThe Mattson Jack Groupが作製している疾患別疫学情報のデータベースで、29ヶ国の180以上の疾患をカバーしています。日本については、124疾患のデータが収録されています(2003年1月現在)。主な特徴としては、以下の点が挙げられます。

  • 社内の専門疫学者が様々なデータを収集、評価、分析し、メタアナリシスに基づいてデータを作製している。
  • 1995年〜2025年までのデータ(患者数、人口比、基準年比等)を5才刻みで表示する。性別や人種別での表示も可能。
  • 発病率、有病率等を疾患ごとに重症度や治療法に分類して表示する。
  • 疫学データごとに参考文献の一覧が掲載されており、参考文献をオンライン上で閲覧することができる。
  • データは随時更新、新規追加される。

2.データ作成方法

  1. MEDLINEやPubMedの検索、政府実施の疾病調査資料等の調査により、有効な疫学文献の収集。
  2. 疾患ごとに疫学データの特性を解析し、調査期間、サンプル数等から文献を評価。
  3. 文献ごとにウエイティングし、発病率、有病率、診断等の基本モデルを作製。
  4. 基本モデルを元に、国ごとにライフスタイルや人種特性、診断基準等を考慮して予測データを作製。

3.提供形態

年間契約で、全データを参照できるフルパッケージ(Traditional Package)と特定の疾患のみを選択できるMini Packageを選ぶことができます。インターネットで日本国内であれば自由にアクセスすることができます。

4.デモサイト

5疾患に限定したデモサイトが用意されています。興味のある方はサイニクス(株)に問合せてください。

   問合せ先: サイニクス株式会社
          東京都千代田区九段北1-15-2 九段坂パークビル 3F
          村松 綾子 さん (ayako.muramatus@synix.co.jp)
          TEL:03-5211-5451  FAX:03-5211-5485

説明資料は、Epi Database.ppt



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