一般社団法人 情報科学技術協会 
  会長 小野寺 夏生

2013年のスタートにあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 公益法人に関する制度が改正されたため、本協会は昨年4月1日に社団法人から一般社団法人に移行いたしました。これに伴い、総会が「社員」(すべての正会員、維持会員、特別会員)をもって構成されること、理事と監事の職務、権限、及び責任が明確化されたこと、理事会には委任状による出席が認められなくなったこと、従来の評議員会に代わり諮問委員会を設けることなど、規程上いくつかの変更がありましたが、協会の諸事業や会員の皆様の参画に特段の変更はなく、支障なく活動を行っております。
 さて、世の中は政治、経済、国際関係、生活の各面で閉塞感や危機感を抱かせる事件や現象が多いようですが、決してそのような話題ばかりではありません。山中伸弥博士のノーベル生理学・医学賞受賞は、その今後の応用への期待とともに、最大の明るいニュースですが、科学技術の分野では、その他にも日本人による素晴らしい成果が最近見られます。「はやぶさ」による小惑星イトカワの探査とその採集物の探求、マリアナ海域でのウナギの卵と親ウナギの発見(親ウナギはまだ確定ではないようですが)などは、それらの研究経緯を知るにつれ深い感動を覚えます。もちろん、これほど有名ではなくとも、会員の皆様が働いておられる機関で、いろいろ興味ある研究開発成果が生まれているでしょう。そのような活動を支える図書館員や情報・知財担当者の皆様が、本年もご活躍下さることを期待しております。
 本年も、会誌「情報の科学と技術」の編集と刊行、情報検索能力試験の実施、各種研修会・講習会の実施、科学技術振興機構との共催による情報プロフェッショナルシンポジウムの開催等の事業を、それぞれの委員会と会員諸氏のご協力を得て進めて参ります。また、OUG、SIGの他に新たな研究会を次年度立ち上げることとしました。科学技術振興機構等の関係機関の協力を得て企画・準備を進めておりますので、関心ある会員の方々の積極的参加をお願いしたいと思います。
 皆様の本年のご活躍を念じつつ、年頭のご挨拶といたします。