「ドキュメントデリバリーと著作権 −サプライヤーの立場から− 」

開催目的 海外ではすでに、論文を調達する際、著作権料を支払うの当たり前になって
います。日本でも、いくつかの権利処理機関ができ、著作権料が課金される
状況になってきました。今回、大手ドキュメントサプライヤーから講師を招き、
現状と今後の問題を話していただきました。
日時 2002年 3月27日
場所 化学会館 5階大会議室
講師 松下 茂 氏((株)サンメディア 取締役 )
参加者 48名

<発表内容のダイジェスト>

国内では3つの権利処理機関があります
日本複写権センター(JRRC)
学術著作権処理システム(ACCS)
日本著作出版権管理システム(JCLS)
国内での問題点
権利処理機関が分散していて不便
国内では、医学系雑誌を例にとると6〜7割が未解決
実状にあっていない著作権料
電子化、データベース化、電子配信の許諾整備が無い
著作権法30条、31条をめぐる理解の相違
利用者側の今後の課題
権利処理が必要であるというコンセンサス作り(リスクマネージメント)
権利者側へ要望(一本化、簡素化、適切な使用料など)
業界内での意見調整

なお、当日の発表されたスライドについては 次をご覧下さい。
http://www.sunmedia.co.jp/weblibrary.html



「情報建築の世界−理解と共感へのアクセス− 」

開催
目的
情報の仕事に携わる者は、情報を正しく伝えるために努力しています。情報を正しく伝えるためには、人が物事を理解するとはどういうことなのだろうか、どうすれば相手に、伝えたいことがうまく伝わるのだろうかといった研究が不可欠です。その研究の一助になることを願い、情報建築家の元祖リチャード・ソール・ワーマンを題材に話していただきました。
日時 2002年 4月17日
場所 化学会館 5階大会議室
講師 南山 宏之 氏 ((株)アクサム代表取締役社長 )
参加者 25名(申込は26名)

<配布されたレジュメの目次>

0 本レクチュアの目的と狙い
1 溢れる情報−痩せる現実
2 「明快さ」と「興味をもつこと」
 −送り手と受け手の協働作業
3 受け手の立場からのクリエーション
 −「私」が世界のまん中に
4 分類と構造化
5 コンセプトの一貫性
6 コンセプトとスキーマチェンジ
7 リチャード・S・ワーマンの「情報建築3つの原則」
8 おわりに−「Smile!」