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OUGライフサイエンス分科会
<<<今までの活動内容>>>  

2002年1月〜12月

2003.2.4更新

 

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第199回 ライフサイエンス分科会

記入者:鈴木 博道、渡辺 正彦

開催日時: 2002年12月19日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: なし

参加人数: 12名

内   容: 勉強会「診療ガイドラインとこれをめぐる話題」

(財)国際医学情報センター 鈴木 博道氏

「診療ガイドラインとこれをめぐる話題」と題し、IMICの診療ガイドライン作成支援業務とこれにまつわる様々な話題を紹介した。診療ガイドライン開発やEBMの研究班などでEBM専門家により利用された、EBMやevidence-basedな診療ガイドラインに関する説明用のスライドについても提示。

1. 診療ガイドライン

 診療ガイドラインは、臨床上の意思決定を支援するためのもので、1990年代から多数開発されてきた。絶対守らなければならない法律とは異なるものであるはずだが、拘束力を持つものととらえている人もいる。60〜95%の患者さんに適応できる程度の内容を持つものがガイドラインで、95%以上に適応可能なものはスタンダードと通常は定義。

 ガイドライン開発には4種類の方法論があり、evidence-basedな開発方法はその1つである。

2. Evidence-basedな診療ガイドライン開発

 リサーチクエスチョンを設定し、組織的で網羅的な文献検索を行い、研究デザインを中心にevidenceの高い文献を選択し、アブストラクト・フォーム(structured abstract)にまとめて根拠を明示し、根拠に基づく事実を書き出し、様々な要素を加味しつつコンセンサスも交えながらも、evidenceに基づいたrecommendation(推奨)を記述。

 リサーチ・クエスチョンにはハイクオリティーなevidenceが既に存在するevidence-drivenなものと、臨床家の知りたいと言うnecessity-drivenなものとがあり、乳がん診療GLの薬物療法の場合には55%がevidence-drivenなものであった。

 いずれにしても、evidence-basedな診療ガイドライン開発には数千件数万件の文献をサーベイすることも珍しいことではない。また、ガイドラインに引用されアブストラクト・フォームが作成された文献については、アブストラクト・テーブルとして、根拠の明示化を図る。

 Evidence-basedな診療ガイドラインでは、recommendationについて推奨度のグレーディング(お勧め度)を必要とする。治療法の場合、他に代わる手段が無い場合はevidence無しでも推奨度は高くなるし、治療効果は高くとも経済性や副作用のリスク評価によっては推奨度が低くなることもある。Evidence-basedな診療ガイドライン開発はevidenceのみによって機械的に記述されるものでは無い。

3. Evidence-basedな診療ガイドラインの評価

 質の評価は、@作成方法と様式、Aevidenceの検索・要約、Brecommendationの作成方法、以上3点から判断されることが普通。国内で作られているガイドラインの場合、作成方法と様式については比較的満足される場合が多いものの、その他についてはあまり遵守されておらず、ガイドラインと言われるものの中でevidnce-basedなものは非常に少ない。

4. 我が国の現状について

 平成11年度から厚生労働省ではevidence-basedな疾患別の診療ガイドライン開発に研究費を補助し、現在進行中のものも含めると21疾患となっている。完成もしくは完成間近なものだけで11疾患となっている。この他にも、日本脳卒中学会、日本神経学会、日本整形外科学会、などでも独自にevidence-basedな診療ガイドライン作成を進めている。

 また、厚生労働省の計画では、ガイドラインやその引用文献などの情報を(財)日本医療機能評価機構が中心となってインターネット公開することになっている。

説明資料は、OUGLS20021219.ppt

第198回 ライフサイエンス分科会                                  Topへ

記入者:渡辺 正彦


開催日時: 2002年11月21日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: 参加者各位の検索例

参加人数: 8名

内   容: 検索演習

下記3題についていろいろなアプローチがありました。JMEDICINEの検索では、NewJOISを用いた例も紹介され、勉強になりました。

1. 造血幹細胞の胃や腸の再生医療への応用  

*再生医療:MEDLINE、EMBASEともに該当するディスクリプタがないので、関連ありそうな用語をフリーワード検索で探す。MeSHとしては、regenerationやtissue engineering が該当。ただし、tissue engineering は2002年に採用されたので、フリーワード検索も必要。

*造血幹細胞:骨髄細胞や骨髄移植、造血幹細胞移植も含める。

*胃、腸:フリーワード検索では、骨髄移植に伴う副作用の論文が多数ヒットするので、MeSHを使用する。

2. 緑茶などのお茶による血管新生抑制  

 血管新生を抑制することによって腫瘍の増殖を抑制することになる

*血管新生:MEDLINEではNeovascularization, pathologicが該当するが、Neovascularization, physiologicやAngiogenesis inhibitorsも使用する。JMEDICINEでは、「血管新生」がディスクリプタになっている。

3. かかと と腰椎の検査値の相関関係、国内文献  

 ヒント:骨密度検査での異なる測定部位による値の相関に関する事です。 

 「かかと」を当該分野のどのような同義語に置き換えて検索するかが味噌です。(インターネット、医学辞書などを見て検索作業の前に主題分析をきちんと)

*「かかと」に該当する用語の調査方法:JMEDICINEや医中誌のシソーラスの検索、医学辞書やインターネット上の電子教科書(慶応大学解剖学教室提供)の参照等参加者の工夫が見られました。ただし、「かかと」の骨を踵骨のみとするか、足根骨まで含めるかは参加者の意見が分かれました。

*骨密度:骨塩量、骨量も加える


第197回 ライフサイエンス分科会

記入者:渡辺 正彦

開催日時: 2002年10月17日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: 「JAPICにおける安全性情報収集・提供について」説明資料

         資料はINFOSTAにメールで請求してください。

参加人数: 15名

内   容: 勉強会「JAPICにおける安全性情報収集・提供について」

                          (財)日本医薬情報センター 添付文書部門部長 太田 福子 氏

JAPICで提供しているサービスについて、概要や情報収集とデータ作成方法、今後の予定も含めて、データ作成者の立場から詳しく紹介していただきました。

1. JAPIC医薬品情報の概要

 JAPICが提供しているDBは、大きく添付文書情報と医薬文献情報(JAPICDOC、SOCIE等)に分けることができますが、今後両者の複数のDBを同時に検索するシステムを開発し、総合的な安全性情報DBにすることを検討しているとのことです。合わせて催奇形性情報を提供していくことも検討しているようです。

2. JAPIC添付文書情報

添付文書情報は医薬品情報提供システムからのダウンロードを基本としていますが、一部更新の遅いものがあり、このような場合はJAPICで更新しているとのことです。

添付文書DBのNewPINSについては、検索機能の向上(簡易検索と詳細検索の2画面の用意、 最新更新分からの検索等)や任意項目表示の追加等の機能改善を予定しているとのことです。今後は、「服薬指導情報」の掲載やインタビューフォームとのリンクも視野に入れているようです。また、PHSを利用した手のひらサイズ(PDA)の電子医薬情報システムも予定しているとのことです。

3. JAPIC文献・学会情報

 速報サービスのJAPIC-Q、文献系DBのJAPICDOC、ADVISE、SOCIEについて、概要と情報入手からデータ提供までのスキームの紹介がありました。JAPIC-Qについては、キーワードの「副作用」と「安全性」の付与方針が本年度から変更になったとのことです。

4. 海外安全性既成措置情報

外国政府等が発信する安全性に係わる措置情報を電子メールで連絡するシステムのJAPIC Daily Mailの紹介がありました。米国FDAや英国MCA等のホームページ約60サイトを毎日チェックし、医薬品・医療用具の安全性情報の概要を日本語で即日連絡しているとのことです。HP以外にも外電やScripも対象にしているようです。JAPIC Daily Mailの概要については、http://www.japic.or.jp/info/dailymail.htmlでも紹介されています。

第196回 ライフサイエンス分科会

記入者:藤井 信栄

開催日時: 2002年9月19日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: Lexis/Nexis説明資料

参加人数: 10名

内   容: 勉強会「Lexis/Nexis」

レクシスネクシスジャパンの趙氏、高畑氏よりLexis.comとNexis.comの説明をしていただきました。

<LexisNexisデータベース>

LexisNexisデータベースは世界各国の法律、サイエンス、ビジネス情報、ニュースなどのコンテンツを収録する世界最大級のフルテキスト・データベースです。さまざまな出版社やコンテンツ業者から提供される情報ソースは30,000種以上に上り、毎日膨大な数のドキュメントがデータベースに登録されています。いずれも権威ある情報源から入手した信頼性の高い情報であり、インターネットなどオンラインによるデータベースサービスを展開しています。LexisNexisグループでは収集した情報に対してIndexing(索引)や関連データ間のリンクなど多くの検索機能などを独自に付加し、コンテンツの価値を向上させています。

<LexisNexisグループの歴史>

LexisNexisは1966年にData Corporationとして設立され、その後1968年にはThe Mead Corporationの傘下に入りました。1994年にReed Elsevier plcがLexisNexis Groupを買収し、世界で有数の出版業者・情報提供業者としての地位を築いています。LexisNexisグループは、1973年のLEXISサービスの投入によりオンラインリサーチ分野を開拓しました。LEXISさーびすとは、世界初のフルテキスト商用法律情報オンラインサービスであり、法律の専門家が法律情報調査をより効率的に行えるように設計されたものです。一方NEXISサービスは、1979年にニュース、企業情報、サイエンス情報など広範な情報を有するデータベースサービスを世界各国のユーザーに提供しています。

<レクシスネクシス・ジャパン株式会社>

1979年に日本代理店を当してオンラインデータベースの販売を開始し、1999年に日本法人が設立され、日本国内におけるLexisNexisデータベースのサービス販売及びサポート業務を行っています。

ホームページは下記URLにアクセスください。

URL:http://www.lexis-nexis.jp/index.html

第195回 ライフサイエンス分科会

記入者:藤井 信栄

開催日時: 2002年6月20日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: OUG事業計画資料

        参加者各位の検索結果

参加人数: 11名

<OUG事業計画について>

OUGの事業計画に関し固武氏より説明があり、現在のOUG事業計画の問題及び改善について討議しました。昨年は、ニュースレター発行・研究会活動は一切行なわれませんでした。今後も有意義なニュースレターの発行、研究会の開催が行なわれないようであればOUGの会費を軽減して欲しい旨をOUG総会にライフサイエンス分科会として提案することにしました。

<勉強会 検索課題検討会>

1.正常血圧で蛋白尿、腎疾患、糖尿病の患者にACE阻害薬あるいはアンギオテンシン拮抗薬を投与

*正常血圧=normotensive

*ACE阻害薬あるいはアンギオテンシン拮抗薬は出来る限りの上市薬を網羅するために、J-chem, 明日の新薬を活用、また自社品がある場合は、検索条件に加える。

*腎疾患と蛋白尿はOR検索をする。

2.タウリン投与の糖代謝に対する有用性

*糖代謝として、解糖、炭水化物の代謝を入れる。

3.臨床での体内NOの測定・抗酸化作用測定方法

*呼気に含まれるNOは除く。

*臨床での興参加作用では、酸化ストレスや超酸化物も検索条件に入れる。

第194回 ライフサイエンス分科会

記入者:渡辺 正彦

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開催日時: 2002年5月16日(木) 14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配布資料: 「医中誌Web」のご紹介 -「Ver.2」を中心に-

  副標目の変更と「医中誌WEB Ver.2」での扱い     [以上、医学中央雑誌刊行会]

  医中誌@InfoStreamのご紹介

  JIP/e-InfoStream パンフレット                 [以上、日本電子計算(株)]

参加人数: 16名

内   容: 勉強会「医中誌Webの現状と医中誌@InfoStream」

    医学中央雑誌刊行会 電子出版課  松田 真美 氏

    日本電子計算株式会社 ビジネスグループ 相良 尚宏 氏

1月、4月の例会では、来年4月にリリース予定のNewJOISとJMEDplusについてJSTと意見交換を行ってきました。今回は、医学中央雑誌を提供する医中誌Webと医中誌@InfoStreamについて特長と最近の変更点を紹介していただきました。

1.医中誌Web                                       [by 松田 真美氏]

【特長】

医中誌Webは法人向けのサービスで、年間固定料金で利用できます(料金は同時接続可能なアクセス数により異なります)。特長としては、完全な文字列検索と統制語への案内機能が挙げられます。4月24日に「Ver.2」をリリースし、検索機能の向上と1983〜1986年のデータ追加をおこないました。

【変更点】

@「Ver.2」の検索機能

BASIC MODE検索のリニューアルとADVANCED MODE検索のリリース、一部検索仕様の変更を行いました。

<ADVANCED MODE検索>

・ 検索履歴の保持と再利用:履歴番号を用いた検索式の作成や検索結果の絞込みができます。

・ 指定可能な検索フィールドが増加しました(プルダウン、直接指定とも)。

・ 候補語検索:統制語や収載誌、所属機関の見出し語を検索できます。

<その他の変更点>

・ 検索可能なデータが3、5(デフォルト)、10年、任意指定から選択できるようになりました。

・ 副標目(約40語)をより分かりやすいカテゴリーのもとで検索できるようになりました。

・ メール送信時にコメントを付加できるようになりました。

A1983〜1986年データの追加

1986年以前の4年分のデータ約50万件を追加し、JMEDICINEから削除されたデータが検索可能となりました。ただし、1987年以降のデータと同時に検索することはできません。

【今後の予定】

・ 「Pre医中誌」(索引前の書誌データ)の提供

・ アルファベットの大文字、小文字の同一視

・ シソーラス語についてカテゴリー上の下位語を含めた検索

医中誌説明1(松田)

医中誌説明2(松田)

副標目リスト

2.医中誌@InfoStream                  [by 相良 尚宏氏]

【特長】

医中誌@InfoStreamはe-Infostreamにて従量制料金またはアクセス数に制限のない固定料金で利用できます。特長には以下のような点があります。

・ 「シソーラス検索」機能:医学中央雑誌刊行会の医学用語シソーラスの統制語についてツリー

構造を含めて画面上で確認でき、検索語として利用することができます。

・ 「JAPICデータベース」や「明日の新薬」等他のe-InfoStream内のデータベースと同様な検索

画面で検索できます。クロス検索機能により他のデータベースとともに一括検索もできます。

・ 「SDI」、「ダウンロード」、「検索式保存」、「原文入手(JAPIC複写オーダー)」が利用できます。

【今後の予定】

・ 「JAPICDOC」との著者名検索の統一

・ 「Pre医中誌」のリリース

  医中誌@InfoStream.doc(相良作成)

医中誌(相良説明)

第193回 OUGライフサイエンス分科会議事録

議事録担当 藤井 信栄

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開催日時: 2002年4月18日(木)14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配付資料:

・「JMEDICINEファイルの新しい検索支援辞書と索引」説明資料

・ 2002年1月度分科会での要望と回答

参加人数: 23名

内  容: 勉強会 「New JOISへの要望;特にキーワード、シソーラスについて」

科学技術振興事業団 永井賢吉氏、久米敏雄氏、水野氏

 1月度分科会のNew JOIS勉強会から、早3ヶ月が過ぎました。今回は、前回時間の関係で十分お話を伺えなかった辞書類、シソーラス、サブヘッディングについて更に詳しく説明いただきました。また、前回宿題となりました各種要望に対する回答の説明もしていただきました。

1. JMEDICINEファイルの新しい検索支援辞書と索引

平成15年度内開始ということで、以下のサービスの準備を進めている。

@病名辞書

見出し語(日本語)に対して、フリガナ、英訳、同義語(日)、同義語(英)、異表記語のデータを持つ同義語辞書

MedDRA/Jの用語も辞書として検討を開始

2003年4月以降は、JMEDファイルの標題、抄録、キーワードに出現する病名をすぺて収録

2文字以上の略号は同義語辞書に登録。また、2つの意味がある略号は、両方の同義語として登録。

 例ば、 EDは「環境ホルモン」と「Electile Disfunction」の両方に入る。


A医薬品名辞書

物質慣用名- JSTシソーラス機能上位語に登録されている3,800物質

「明日の新薬」収録の11,000物質:治験番号のみのデータについての取り扱いは検討中。

Bサブヘッディング

16語を予定。MedlineのSubHeadingsを参考にする; 今までの検索例から高頻度で掛け合わせ検索がされているものを選択。

会議録、予稿集には適用しない。

2. 2002年1月度OUGライフサイエンス分科会での要望と回答

1月度の分科会後、会員の皆様から集めた新JOISに対する質問・要望22項目に対する回答を頂きました。

* 回答の中にある「タイトルのストリングサーチのかわりとなる擬似ストリングサーチ」に関する資料を希望される方はは、分科会主査の佐藤さんにメールでご連絡ください。

* その他今回配布の資料を希望の方は、INFOSTA OUG事務局までご連絡ください。

第192回 ライフサイエンス分科会

記入者:藤井 信栄

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開催日時: 2002年3月14日(木)14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配付資料:

・YakujiNews-Net Day説明資料

・ Yakuji News- Net Day の概要

参加人数: 8名

内  容: 勉強会 YakujiNews-Net “Day” 薬事ニュース社 早坂 文花氏



昨年5月にリリースされた薬事ニュース社の薬事総合ニュース情報サービス「Yakuji News - Net Day」の紹介をしていただきました。

製薬企業(メインユーザとして、経営規格、営業管理、臨床開発、薬事、市場調査セクションを想定)において、業務上必要とされるニュース・データを効率良く、かつタイムリーに提供することを目指した製品で、その構成は、以下の3つから成っています。

1. 薬事ニュース速報(メール/ファクシミリ)

2. データベース(インターネット)

3. 主要ニュースの解説(インターネット)

1. 薬事ニュース速報

製薬業界にとって関心の高いニュース(政治/行政/企業動向/安全性情報等)をその日のうちに配信するサービスです。

一日3〜5回の配信があります。

速報で報じられたニュースの関連資料の全文を添付して送付

2. データベース

内容は以下のとおりです。

・ 政治/行政関連(国会・政党、審議会、調査統計、予算、人事、製造承認、通知、安全性、等)

 審議会資料など厚生労働省のサイトでは、遅いまたは載らない情報も掲載される。

・ 企業関連(提携、承認申請、新製品、人事、移転、財務、決算、回収、等)

 企業のニュースリリース等からの情報。企業のサイトからの情報より早く収載され、情報量も多い。

・ 団体関連(団体発行報告書、団体による調査統計、意見書、等)

 団体のサイトは、更新が遅くタイムリーでない。情報収載速度、内容量ともに遥かに充実している。

3. 主要ニュースの解説

主要なニュース・データに関する解説を毎週掲載するサービスです。キーパーソンへの「インタビュー」シリーズ、「キーワードで読む」

シリーズ等、事象を正確に把握できる構成となっているのが特徴です。

以上の現在のサービスを説明していただいた後で、今後のサービス案についても説明頂きました。

・ 薬事速報のデータベース化

・ キーワード検索の充実

・ データベース未掲載情報に対するフォロー体制の強化



最後に、リリースしてまだ1年に満たないこともあり、契約を検討するためのトライアルも可能とのことでした。

≪トライアルに関するお問い合わせ≫

株式会社 薬事ニュース社編集部:早坂文花

TEL:03-3295-5461

E-mail:fhayasaka@yakujinews.co.jp

≪正式契約企業(2002/03現在)≫

武田薬品工業、万有製薬、エーザイ、藤沢薬品工業、三菱ウェルファーマ、バイエル薬品、アストラゼネカ、ノバルティス ファーマ、

日本ワイスレダリー、ブリストル製薬、ヤンセン ファーマ、シェリング・プラウ、日本イーライリリー、ファルマシア、ゼリア新薬工業、等23社


第191回 ライフサイエンス分科会          Topへ

記入者:藤井 信栄

開催日時:2002年2月21日(木) 14:00-17:00

開催場所:ファイザー製薬株式会社  会議室

資料: (パワーポイント資料です。)OUG_Feb2002, SFX

内容:勉強会 「ExLibris―イスラエルが誇る最先端の図書館・システムベンダー」

今回紹介されたイスラエルが誇る最先端図書館・情報システムベンダー、ExLibris社が提供する、

S・F・XとMetaLibの一番の特性は使う人の好みによっていろいろ設定出来る点です。

説明を一通り聴き終えての感想は、これらは非常に高い機能をもった製品であること、それと同時に内容も難しいというものでした。

S・F・Xはデータベース、電子ジャーナルなどの情報をリンクで結ぶためのサービスパッケージで、

これにはOpenURLが活用されており、このOpenURLは1999〜2000年ベルギー人 Herbert Van Sompel氏が博士号を

取得するため開発したものです。研究者に適当と思われるリンク先を提示する状況判断型リンクです。

これに対し、MetaLibは複数異種の情報資源を統合し、情報検索の入り口を単一化する機能を有します(One Stop Shop)。

複数ベンダー複数サービスを一つの画面に表した上で一括検索させ、その検索結果の重複を取り除くことも可能です。

従来の出版社が提供するシステムでは、その出版社のポリシー、動向に左右され、結局はその枠をでることが出来ないという問題点がありました。

S・F・Xや MetaLibは、これらの問題点を大きくカバー出来る商品であること、有料・無料を含め様々な情報源の組み合わせが可能であり、

使う人が使いやすいように使うための独自性対応型ツールだということが分かりました。

しかしながら、その反面、使う側のほうで明確な使い方を示す必要もあり、使う人を選ぶようなツールだとも言えるのではないかとも思いました。

これほど多機能で複雑な製品はそうあるものでもないのではないように素人判断では思えましたが、

すでに競合製品が出てきているということで競争社会の一面を最後に感じました。


190回 ライフサイエンス分科会          Topへ

記入者:藤井 信栄

開催日時: 2002年1月17日(木)14:00〜17:00

開催場所: ファイザー製薬株式会社 会議室

配付資料:

・JST情報提供サービスの今後 説明資料はINFOSTAにメールで請求ください。(こちらにメールください)

・科学と技術の翻訳パートナー ‐日英‐ パンフレット

・ 第46回東京情報流通研究会 案内

・ STN TOXCENTER説明資料

参加人数: 20名

内  容: 科学技術振興事業団(JST)の新サービス

科学技術振興事業団(JST) 梶 正憲氏

1. JOISからNewJOISへ

2. J-STAGEについて

3. JMEDICINEの最近の動きと今後の予定

 JSTでは、JOISの機能充実をはかっています。今回の例会では、実際のユーザであるOUGメンバーがこれらの機能変更を確認しました。

 今回の説明をうけ、機能変更への意見・要望を佐藤主査に提出し、JSTへの要望提出の場を再度設けることになりました。

New JOIS, JSTへの要望は、こちらにメールください


1. JOISからNewJOISへ

 2003年4月より、「JOIS」は、STNの検索システムを利用するようになる。このため、検索方法等が大きく変わることになります。

<システム・インターフェース>

・ ユーザインターフェースは、STNのユーザインターフェースをJOIS用にアレンジ。

・ WEB版JOISは「Enjoy JOIS」から「JOIS Easy」に変わる。STN EasyのJOIS版。Enjoy JOISでできなかったNOT演算、検索項目の追加も可能になる。

・ JOIS on the WebはWeb上でコマンド検索が利用できる。

・ ID・パスワードは、STN体系になる。STN利用契約があれば、一つのパスワードで両方を使用できる。逆にあえてSTNに入れないように設定することもできる。

・ ユーザSDI、オフラインは、電子媒体納品が可能になる。

<提供データベース>

・ JICSTファイルとJQUICKファイルを統合し、「JSTPlus」になる。

・ JMEDICINEファイルとJQUICKファイル医学・薬学分野を統合し、「JMEDPlus」になる。

・ 下記ファイルを中止。

「BJICST」「JQUICK」「BJMEDICINE」「NK-MEDIA」「NIKKEI-TEC」「OSAKA-UE」

<JOISLink>

・ JOIS検索結果から電子ジャーナルフルテキスト(J-STAGE、予稿集データベース、他)へリンクする。

・ JOIS検索結果からユーザの社内WebOPAC/購読電子ジャーナルへリンクできる。

2. J-STAGEについて

・ 科学技術分野の学術雑誌の電子ジャーナル化を支援する。

・ 科学技術論文の国内外への発信・流通を促進する。

・ 電子ジャーナルの公開:62誌を掲載(ジャーナル49誌、報告書 11誌、予稿集 2誌)。

3. JMEDICINEの最近の動きと今後の予定

<医学中央雑誌>

・ 平成14年度から医学中央雑誌刊行会データを削除する。

<EBM関連情報>

・ EBM関連情報を追加する。索引も変更する。

<JMEDICINEファイルの利便性向上>

・ 第2水準漢字をサポート。

・ 病名・身体部位名辞書を搭載する。

‐同義語辞書/階層構造辞書

・ 医薬品名辞書を搭載する。

・ サブヘッディングを採用する。MEDLINEのSubHeadingsに準拠。

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OUGライフサイエンス部会への要望は、こちらにメールください

 

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