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目次前回 < > 次回 第 288 回化学分科会開催報告
日時 2007 年 7 月 24 日 (火) 14:00-16:00
場所 (社)情報科学技術協会 会議室

配布資料

[テーマ]

[概要]

引用情報の検索できるデータベース

 以下の引用情報の検索できるデータベースについて、比較を行った。

 著者名検索(Karen, Gleason)を行った。2000年以降で、SciFinder 124件、Scopus 96件、Google Scholar 89件ヒットした。各々のデータベースのみで検索された件数は、SciFinder 36件、Scopus 8件、Google Scholar 22件あり、1つのデータベースのみでは網羅的に検索できなかった。引用件数は、ScopusとGoogle Scholar で比較したところ、データベースの引用情報量に依るのか、Scopusの方が全体的に1文献当たりの引用数は多かった。

 Google Scholar と CiNii について日本語文献の収録状況をタイトルの語の検索で比較した。その結果、Google Scholar は CiNii に比べ 7 つのトピックすべてで収録件数が少なかった。Google Scholar には CiNii の文献が収録されているが、CiNii のすべての文献ではないと見られる。ビシクロで検索すると、CiNii ではアザビシクロ、ビシクロヘキサンなどが検索されるが、Google Scholar ではヒットしなかった。Google Scholar では化学物質名は区切れが一致しないと検索できないと考えられる。そのためこのキーワードでは収録の比較ができなかった。