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目次前回 < > 次回 第 274 回化学分科会開催報告
日時 2006 年 3 月 14 日 (火) 14:00-17:00
場所 (社) 情報科学技術協会 会議室

配布資料

1. JDream II と JOIS の比較

 4 月より JOIS が JDream II に移行するため、、JOIS の機能が JDream II でどのように反映されているか、いくつかの検索例で比較を行った。

  1. AL フィールドの検索結果:ストリングサーチのため、JDream II の方がヒット件数の多くなる傾向がある。
  2. JChem からの渡り検索:頻度分析から検索式に入力すると、自動的に /CN が付加されるが、英名表記では /TIEN に適宜変えた方がヒットする。また、日本語名も /CN から /AL に変更すると、ヒット件数も増えるが、ストリングサーチとなるためノイズも多くなる。
  3. 近接演算子:(W), (A), (S) はひとつの検索式で 2 つまで使用可能だが、英語フィールドと日本語フィールドでは注意が必要。EMBRYONIC STEM CELL を検索したい場合、日本語フィールドではスペースを数えるので、EMBRYONIC(1W)STEM(1W)CELL/AB、英語フィールドでは EMBRYONIC(W)STEM(W)CELL/TIEN と入力する。
  4. AL フィールドの定義:JDream II ではALフィールドに TIEN が含まれない。
  5. TIEN フィールド:単語一致検索となるので、前方一致「?」は無視される。

その他要望:

  1. マルチファイル検索したとき、重複除去した件数が履歴で見られるようにしてほしい。
  2. 回答の一時保存、回答集合の保存ができるようにして欲しい。
  3. ブラウザを閉じてしまったときでもリコネクトできるようにして欲しい。
  4. (nW) の n 定義が DIALOG, STN と異なり、語数ではなく、文字数であるのは混乱する。別の記号にした方がいいのではないか。
  5. 検索フィールド毎に検索方式 (一致またはストリング) が複雑に異なっており、わかりにくい。
  6. ストリングサーチに NDL-OPAC のような完全一致記号 (/) を導入して欲しい。

2. 2005 年度情報検索応用能力試験 2 級試験問題 (後半) を解く

 2 級試験問題 (前半) の問 9、問 11 および 2 級試験問題 (後半) を解いた。2 級試験問題 (前半) 問 12 は次回持ち越しとなった。