会長ご挨拶

山﨑 久道(やまざき ひさみち)

KONICA MINOLTA DIGITAL CAMERA 7月14日の理事会で会長に選出された山﨑久道です。どうぞよろしくお願いいたします。
 当協会は、1950年にUDC協会として設立され、日本ドクメンテーション協会を経て、情報科学技術協会、さらには一般社団法人情報科学技術協会(INFOSTA)として現在に至っています。その間、情報に関連して、さまざまな活動を行い、大きな成果をあげてきました。3年後には創立70周年の節目を迎えます。
 ただし、現在では、情報をめぐる世の中の状況変化は日々目まぐるしく、とくにインターネットの発展と普及は、人々の情報行動を大きく変化させました。人々は、今や、これまで経験したことのないほどの大量の情報を、必要に応じて入手できるという可能性を手にしたのです。そのことは、否定のしようがありません。これまでINFOSTAを支えてきた貴重な知見は、そのままでは通用しにくくなってきているかもしれません。
 しかし、現在の情報環境は、玉石混交の情報の氾濫、それと軌を一にする情報評価の不在、検索手段やその機能のブラックボックス化、情報の保存における責任の放棄、などの混乱も生じています。もしかすると、その中には情報化社会にとって致命傷となる事柄が含まれているかもしれません。
 そうした中で、情報技術も取り込み、情報利用者のニーズを幅広くとらえたうえで、これまでINFOSTAが築いてきた情報に関する知見という資産を、新たな環境に合わせて再生させることにより、当協会の将来を展望することが可能になるものと思います。それとともに、こうした専門性の重要性を社会に広く訴えることも重要だと思われます。
 そのため、日常の活動として、INFOSTAは、「交流の場」「研鑽の場」「研究の場」「懇親の場」「発信の場」「表現の場」を、幅広く提供します。皆さんも、ぜひどこかに参加して、そこを皆さん自身の「自己実現の場」にしていただきたいと思います。
INFOSTAをめぐる環境には、厳しいものがあります。しかしながら、皆さんの英知を結集してゆけば、必ず突破口が開けるものと信じています。どうかご協力のほど、よろしくお願いいたします。

2017年7月